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モータースポーツ

「忍耐と堅実さへの報酬」“長年の不運”の末にル・マン24時間を制覇!小林可夢偉ら「トヨタ7号車」に祝福と称賛の声

THE DIGEST編集部

2021.08.24

 ル・マン24時間レースの公式サイトも、トヨタが新規定であるハイパーカーでの最初の勝者となったことを伝えるとともに、「重要なのは、これが過去の不幸に悩まされてきた7号車の勝利だからだ」と記述。また、「彼らにとってこの勝利は、非常に長い旅の終わりでもあった。2018年からのレースは、ミス、不運、運命のいたずらが生んだ物語であり、彼らから毎回勝利を奪っていた。ル・マンは勝者を選ぶ、といわれるが、今年は忍耐と堅実さを示したトリオに対し、報酬を与えることを選択した」とも報じている。

 各国のメディアも、トヨタの4連覇を称えており、フランスの放送局『RFI』は「25万人もの観客がスタンドやキャンプ場を埋めた中で行なわれたレースで、小林、コンウェイ、ロペスは長年の不運の末に、ついに象徴的なレースの勝者リストにその名を刻んだ」、オランダのニュースサイト『FOK!』は「ル・マンは“当然ながら”トヨタが優勝。日本のブランドはハイパーカークラスで支配的だったが、他チームも今後数年でかなり成長する可能性があり、熾烈な戦いが展開されるかもしれない」と、それぞれ報じた。
 
 また、モータースポーツ専門サイト『F1i.com』は「トヨタ7号車はポールポジションからスタートし、最初の1時間での危険な騒乱を乗り越えると、小さく奇妙な恐怖はあったものの、重大な脅威に晒されることはなく、リードを守り切るというこれまでにない展開を見せた」と報道。一方、イタリアの日刊紙『Il Messaggero』は「5000kmの走行の末に日本のブランドが4連覇」と伝えたが、「LM GTE Pro」と「LM GTE Am」の両規格で自国籍のAFコルセがトップだったことも同じぐらいに大きく取り上げている。

構成●THE DIGEST編集部

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