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モータースポーツ

「濡れた路面は味方しなかった」“7度目のQ1敗退”角田裕毅を欧州メディアが厳しく評価「ガスリーがまた結果を残したが」

THE DIGEST編集部

2021.08.29

決勝では16位スタートになる角田。同僚が素晴らしい走りを見せているだけに…。(C)Getty Images

決勝では16位スタートになる角田。同僚が素晴らしい走りを見せているだけに…。(C)Getty Images

 F1第12戦のベルギー・グランプリは8月28日に予選が行なわれ、スクーデリア・アルファタウリの角田裕毅は17位に終わり、今季7度目のQ1敗退を喫した。決勝はランス・ストロール(アストンマーティン)の5グリッド降格ペナルティーにより、繰り上げで16番手からのスタートとなる。

 午前のフリー走行3回目(FP3)で最多タイの20周を走行して臨んだ予選だったが、直前に激しい雨が降って開始がディレイになるなど、非常に難しいコンディションの中、残り1分で臨んだ最後のアタックでは、セクター1での伸び悩みが響いて脱落となった。戦前に「ピエール(・ガスリー)のペースを見ると、(マシン的に)もっと行けるはずなので、予選でのパフォーマンスを上げ、自身のペースを上げていきたい」(専門メディア『F1 MAXIMAAL.NL』より)と語っていたが、満足のいく結果とはならなかった。
 
 角田はチーム公式サイトを通して、「レースウイークが進む中で徐々にペースを上げてマシンに対する自信を深めていこうと取り組んでおり、それは上手くいったと思うし、フリー走行の各セッションを通じてペースを組み立てていきました。しかし、特にF1マシンでのウエットの走行経験がまだ多くないので、今日の予選のコンディションは簡単ではありませんでした」と、慣れない状況に苦しんだことを明かしながら、以下のように続けた。

「マシンのペースは明らかに良いので、Q2に進めなかったことは残念ですが、僕には速さが足りませんでした。明日の決勝レースでは追い上げができるように、複雑なコンディションになることを期待する必要があります」

 F1公式サイトでのインタビューでも「Q2には進出しなければならなかった」と反省の弁を述べたルーキーに対し、アルファタウリのジョディ・エギントンTDは「残念ながら、トリッキーなコンディションのためにベストなラップを刻めず、Q1突破を逃した。Q2進出は現実的な目標だっただけに悔しいが、決勝も引き続き天候は変わりやすそうなので楽しみにしているし、ユウキが中段争いに加われるよう、我々はレースに集中しなければならない」と、同じくネガティブに振り返りながらも、決勝に期待も寄せた。
 

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