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格闘技・プロレス

堀口恭司が「“カーフキックくらってみました”とかやらないで、危ないんで」動画で解説と警告<2021百選>

THE DIGEST編集部

2021.12.08

朝倉海を破った堀口。試合後には自身が繰り出した「カーフキック」に対する持論を口にした。(C)THE DIGEST

朝倉海を破った堀口。試合後には自身が繰り出した「カーフキック」に対する持論を口にした。(C)THE DIGEST

 2021年のスポーツ界における名場面を『THE DIGEST』のヒット記事で振り返る当企画。今回は2020年の大晦日に開催された総合格闘技『Yogibo presents RIZIN.2』で朝倉海を破った堀口が大会後に口にした「カーフキック」に対する見解を取り上げる。

記事初掲載:2021年1月17日

【動画】目の覚めるような裏拳! 話題沸騰となった堀口を沈めた渾身のKOシーン

――◆――◆――

 昨年12月31日、さいたまスーパーアリーナで開催された総合格闘技『Yogibo presents RIZIN.26』のメインイベントで、堀口恭司が朝倉海に1ラウンド・2分48秒TKOで勝利を収めた。このときに話題となったのが、完全に朝倉の動きを止めた堀口の「カーフキック」。朝倉は筋断裂で全治1か月半というダメージを負った。

 このカーフキックについて、堀口本人が解説する動画をYouTubeチャンネル『堀口恭司/Kyoji Horiguchi』で14日に公開。急上昇ランキング4位になるなど、注目となっている。

「カーフキックは2年くらい前からUFCでは流行っていて使われていた技」とすでにアメリカではスタンダードなものであると解説。自ら受けた時には「痛くはないんだけど動けなくなった」と、経験済みだという。
 
 動画では間合いのとり方や蹴り方、そして防御の仕方などをわかりやすく解説しており、なぜダメージが大きいかという点においては「筋肉が薄いので、相手の足と自分の骨にはさまるような形になり、どんどんダメージが蓄積しやすいし、簡単にぶっ壊れちゃう」とその危険性についても言及した。

 この動画の視聴者からは「惜しげも無く防御法を教える所に相当の余裕を感じる」「これが一番説得力がありますね」「リスペクトが止まらない」「MMA最先端にいる世界の選手たちにとってはもう当たり前の技術なんだろな」と説得力がありすぎる本人解説に感嘆のコメントを綴った。

 そして動画の最後、ミット越しで受けたスタッフが「まだジンジンしています」と感想を述べると、「危ないといえば危ない技なんです。遊びとか、“カーフキックくらってみました”とかいうのはやめたほうがいい。マジで危ないんで、それはやめたほうがいいと思います」と強調した。

 堀口の勝利後には「カーフキック」の言葉に沸き、YouTubeでは動画が多くあがったが、今の時代、悪ノリする人が出てこないとも限らない。格闘技を生業とする堀口の警告に、耳を傾ける人が多くいることを願う。

構成●THE DIGEST編集部
 
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