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北京五輪選考を兼ねる全日本フィギュア、男子SPは羽生結弦が111・31点で首位に立つ! 2位宇野昌磨、3位に鍵山優真

THE DIGEST編集部

2021.12.24

初披露のプログラムで首位の羽生(中央)。2位宇野(左)、3位鍵山(右)が続いた。写真:金子拓弥(THE DIGEST写真部)

 12月24日、さいたまスーパーアリーナでフィギュアスケートの全日本選手権が2日目を迎えた。この日はペアスケーティング、そして男子シングルのショートプログラム(SP)が行なわれた。

 男子SPの首位は羽生結弦。今回が初披露となった新プログラム『序奏とロンド・カプリチオーソ』を鮮やかな衣装で演技した。冒頭の4回転サルコー、4回転+3回転トゥループ、トリプルアクセルを着氷。今シーズン初の公式戦で、111・31点でトップに立った。

 次ぐ2位は、宇野昌磨。冒頭の4回転フリップを降り、続く4回転+3回転トゥループの予定は後者が2回転となったが成功させ、後半のトリプルアクセルも着氷した。スピン、ステップもレベル4で揃え、101・88点を獲得。先週土曜日に右足首の負傷するというトラブルに見舞われたが、落ち着いた演技を披露した。

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 3位は、今シーズンのグランプリ(GP)シリーズで2大会優勝を飾った鍵山優真。4回戦サルコー+3回転トゥループは着氷したが、続く4回転トゥループで転倒。その後のトリプルアクセルは着氷し、95・15点で3位につけている。プログラム終了後には頭をかくなど自身でも驚いたような表情を見せていた。

 4位に山本草太(93・79点)、5位はジュニアの三浦佳生(92・81点)、6位に三宅星南(90・52点)と、上位は6人が90点超えと非常に得点の高い争いになっている。また、7位以下も7位友野一希(87・79点)、8位佐藤駿(87・27点)、9位島田高志郎(86・76点)と85点超を記録し、10位田中刑事も84・10点と80点超えで、フリースケーティングで巻き返せる実力の持ち主たちが続いている。

 26日にはフリースケーティングが行なわれ、最終順位が決定する。本大会は2022年2月と迫ってきた北京五輪代表の選考も兼ねており、最終結果を踏まえ、男子シングル3枠の行方も注目されるところだ。

構成●THE DIGEST編集部

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