昨季、アルファタウリでシーズンを通して安定したパフォーマンスを発揮し、チームに対して大きな貢献を果たしたピエール・ガスリー。ドライバーズランキング9位となる110ポイントを獲得したフランス人ドライバーは、2021年で最も高く評価されたドライバーのひとりと言ってもいい。
【関連動画】ガスリーが始動!爆音を響かせてガレージからコースへ
2月7日に26回目の誕生日を迎え、チームメイトの角田裕毅からもSNSで祝福されたガスリー(奇しくも角田の母親と同じ誕生日であることも判明!)は、今季もアルファタウリでのさらなる飛躍を誓い、ハードな準備を進めている最中である。
しかし、彼がこの中段争いを展開するイタリア・ファエンツァのチームに今季も所属することに納得していない人々が多々いるようだ。オランダのF1専門メディア『RN365』の創設者であるジャーナリストのルート・ディマーズ氏と、現役WTCRドライバーでかつて日本でも活躍したトム・コロネルである。
2人は同メディアのポッドキャストで、レッドブルのドライバーラインナップに言及し、昨季よりチームに所属したセルジオ・ペレスについて「マックス・フェルスタッペンの隣でシートに収まるには相応しくない」との意見で同意。コロネルは「ペレスには多くのことを期待していたが、本当に彼はチームの助けになったのだろうか? このメキシコ人が貢献したのは、シーズンの途中に一度、そして終盤戦と、それ以外は全くうまくいかなかった」と厳しく指摘する。
昨季、アゼルバイジャンGPで優勝を飾り、4度表彰台(いずれも3位)に上がってランキング4位につけ、アブダビGPではルイス・ハミルトン(メルセデス)とのバトルでフェルスタッペンの王座獲得を援護したことが印象的なメキシコ人だが、ポイントでチームメイトの半分以下に終わったこともあり、ディマーズ氏も納得していないようだ。
「ペレスには10年もの経験があったため、もっとやってくれると思っていたが……。彼が悪かったのか、マックスが異次元の存在なのか……。2019年に若手のガスリーがマックスとは異なるセットアップを試みるも結果を出せず、その後さらに悪化していったが、昨季はペレスが同じ過ちを繰り返した。彼はセットアップを誤り、それを管理できなかった。終盤戦で安定感を取り戻したのはマックスのセットアップに戻したからだが、それでも0.5秒以上のタイム差が両者の間にはあった」
そして、ガスリーこそが適役だと主張した2人。その理由として、コロネルは「彼にはレッドブルでの経験があり、その後に成熟し、強さを身につけ、自信を取り戻した。今こそマックスと並べるべきである」と、フランス人ドライバーの姉妹チームへの再昇格を訴えた。
ただ、2019年の時からは大きな成長を遂げたガスリーといえども、天才のマックス相手には苦労することは間違いないとして、コロネルは一番の理想的な組み合わせとしては「同じ天才のハミルトンをマックスと同じ車に乗せることだ。そうすれば、プロスト・セナ効果が得られる」とも指摘している。
構成●THE DIGEST編集部
【関連動画】2021年の最終戦!新王者が誕生したフェルスタッペンとハミルトンの“壮絶ラストバトル“をチェック!
【関連記事】2022年のF1年俸ランキングを専門メディアが発表!「最高額」ハミルトンに対して「最低額」角田裕毅は今季も50分の1以下に
【関連記事】もし今、ハミルトンが引退したら誰がメルセデスに!? 英国専門メディアが“仮定のテーマ”で候補ドライバーを選出
【関連動画】ガスリーが始動!爆音を響かせてガレージからコースへ
2月7日に26回目の誕生日を迎え、チームメイトの角田裕毅からもSNSで祝福されたガスリー(奇しくも角田の母親と同じ誕生日であることも判明!)は、今季もアルファタウリでのさらなる飛躍を誓い、ハードな準備を進めている最中である。
しかし、彼がこの中段争いを展開するイタリア・ファエンツァのチームに今季も所属することに納得していない人々が多々いるようだ。オランダのF1専門メディア『RN365』の創設者であるジャーナリストのルート・ディマーズ氏と、現役WTCRドライバーでかつて日本でも活躍したトム・コロネルである。
2人は同メディアのポッドキャストで、レッドブルのドライバーラインナップに言及し、昨季よりチームに所属したセルジオ・ペレスについて「マックス・フェルスタッペンの隣でシートに収まるには相応しくない」との意見で同意。コロネルは「ペレスには多くのことを期待していたが、本当に彼はチームの助けになったのだろうか? このメキシコ人が貢献したのは、シーズンの途中に一度、そして終盤戦と、それ以外は全くうまくいかなかった」と厳しく指摘する。
昨季、アゼルバイジャンGPで優勝を飾り、4度表彰台(いずれも3位)に上がってランキング4位につけ、アブダビGPではルイス・ハミルトン(メルセデス)とのバトルでフェルスタッペンの王座獲得を援護したことが印象的なメキシコ人だが、ポイントでチームメイトの半分以下に終わったこともあり、ディマーズ氏も納得していないようだ。
「ペレスには10年もの経験があったため、もっとやってくれると思っていたが……。彼が悪かったのか、マックスが異次元の存在なのか……。2019年に若手のガスリーがマックスとは異なるセットアップを試みるも結果を出せず、その後さらに悪化していったが、昨季はペレスが同じ過ちを繰り返した。彼はセットアップを誤り、それを管理できなかった。終盤戦で安定感を取り戻したのはマックスのセットアップに戻したからだが、それでも0.5秒以上のタイム差が両者の間にはあった」
そして、ガスリーこそが適役だと主張した2人。その理由として、コロネルは「彼にはレッドブルでの経験があり、その後に成熟し、強さを身につけ、自信を取り戻した。今こそマックスと並べるべきである」と、フランス人ドライバーの姉妹チームへの再昇格を訴えた。
ただ、2019年の時からは大きな成長を遂げたガスリーといえども、天才のマックス相手には苦労することは間違いないとして、コロネルは一番の理想的な組み合わせとしては「同じ天才のハミルトンをマックスと同じ車に乗せることだ。そうすれば、プロスト・セナ効果が得られる」とも指摘している。
構成●THE DIGEST編集部
【関連動画】2021年の最終戦!新王者が誕生したフェルスタッペンとハミルトンの“壮絶ラストバトル“をチェック!
【関連記事】2022年のF1年俸ランキングを専門メディアが発表!「最高額」ハミルトンに対して「最低額」角田裕毅は今季も50分の1以下に
【関連記事】もし今、ハミルトンが引退したら誰がメルセデスに!? 英国専門メディアが“仮定のテーマ”で候補ドライバーを選出