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「 “羽生結弦”としてのスケートを究める」羽生のこれからのキャリア設計は? 次の五輪は「分からない」【北京五輪】

THE DIGEST編集部

2022.02.14

記者会見に臨んだ羽生は、「すごく幸せな気持ちだった」と語った。(C)Getty Images

記者会見に臨んだ羽生は、「すごく幸せな気持ちだった」と語った。(C)Getty Images

 2月14日、北京五輪のフィギュアスケート競技、男子シングルに参加した羽生結弦が現地で記者会見を行なった。日本の至宝は日本メディアを中心に質疑応答に応じ、様々な思いを語った。また、開催地である中国でも絶大な人気を誇っており、現地メディアからも質問が飛んだ。

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 この北京が現役最後のオリンピックとなるのか、という質問には「ちょっと分からないです」とコメント。「オリンピックをやってみて、やっぱり特別だなと思った」と心情を語り、「(足首を)怪我をしてでも立ち上がって挑戦するべき舞台っていうのは、フィギュアスケーターとして、そんなところは他にはない。すごく幸せな気持ちだったので、また滑ってみたいという気持ちはもちろんあります」と明かした。
 

 猛烈な歓迎ぶりが話題になっている現地ファンについては、「すごく歓迎して下さっているのを感じている。そういうなかで演技することは本当に幸せだなと思いながら今回は滑っていた。本当に、そんなスケーターは、そんな簡単にいないよなと思いますし、羽生結弦で良かったと思った」と感謝の念を述べた。

 加えて、「このオリンピックを終えて、あなたにとっての選手としてのゴールはどこになるのか? 次の五輪で叶える道もある?」と問われると、「うーん」とうなりながらも答えた。

「4回転アクセルをおりたいという気持ちは少なからずあって、それとともに自分のプログラムを完成させたいなと思っている気持ちもある。でも自分のアクセルは完成しちゃったんじゃないかなと思う自分もいるので、これから先もフィギュアスケートをやっていくとして、どういう演技を目指したいかとか、どういう風に皆さんに見ていただきたいかとか、いろんなことを今は考えています。

 (オリンピックは)次がどこでやるのかも自分のなかで把握できていないですし、正直混乱しているんですけど(笑)。でもこれからも羽生結弦として、羽生結弦が大好きなフィギュアスケートを大切にしながら、極めていけたらいいなと思っています」

 羽生は今後の4回転アクセルへの挑戦は、明言はしていない。だが、これまでも羽生結弦らしいフィギュアスケートを追い求めてきた求道者は、決して満足していないことも確かだろう。

構成●THE DIGEST編集部

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