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格闘技・プロレス

ドネアとの死闘の代償…井上尚弥が右目眼窩底骨折をSNSで報告「ちなみに鼻も骨折していました」

THE DIGEST編集部

2019.11.10

強烈な左フックをドネアから受けていた井上。そのダメージはやはり凄まじかった。 (C) Getty Images

強烈な左フックをドネアから受けていた井上。そのダメージはやはり凄まじかった。 (C) Getty Images

 バンダム級世界最強の称号を得るために負った代償は大きかった。

 11月7日に開催されたボクシングのワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)バンタム級決勝で、5階級王者のWBAスーパー王者ノニト・ドネアと対戦したWBA・IBF世界バンタム級王者の井上尚弥は、判定の末に熱戦を制した。

 同階級の“リビングレジェンド”でもあるドネアと最終12ラウンドまでもつれた一戦は、まさに死闘だった。王者となった井上も無傷ではいられず、2ラウンド目に右目上をカットして流血。試合後には「正直言って、途中から相手が二人に見えていた」と漏らすほどの深手を負った。

 そのダメージはやはり深刻だったようだ。9日に改めて自身のツイッターを更新した井上は、「報告があります」と書き出し、怪我の状態を綴った。

「眼球には異常なしと伝えましたが、2Rの左フックで右目眼窩底骨折をしていました。保存治療で幸い手術をする事は逃れましたが絶対安静で治療に専念します」

 ドネアが得意とする左フックの凄まじさを物語るダメージを負った井上。だが、本人はすでに来年に目を向けている。ツイートでは、さらに次のように続けた。

「来年の試合には影響がないそうなのでまた頑張ります!! ちなみに鼻も骨折していました。。」

 ドネア戦後のリングで行なわれたインタビューでは、「拓真の仇を取りたいと思います!できるならウバーリと統一戦をやりたいと思います!」と、WBCバンタム級王座統一戦で弟を破った強敵との対戦を熱望していた井上だが、まずは怪我の全快に努めて欲しいところである。

構成●THE DIGEST編集部
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