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「屋外で二重マスクの方が危険らしい」コロナ隔離明けのジョウが皮肉。エキシビ参加はOKも閉会式NGに嘆き【北京五輪】

THE DIGEST編集部

2022.02.21

団体戦で好パフォーマンスを見せ、米国に銀メダルをもたらしたジョウ。(C)Getty Images

団体戦で好パフォーマンスを見せ、米国に銀メダルをもたらしたジョウ。(C)Getty Images

 17日間の熱き戦いを繰り広げた北京五輪。激闘を終えた選手らが楽しげに閉会式に参加するなか、フィギュアスケート男子シングルのヴィンセント・ジョウ(米国)は出席できず、悲観に暮れた。

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 団体戦のフリースケーティング(FS)で3位に入り、チームの銀メダルに貢献した21歳。ところが個人戦の前に受けたPCR検査で、新型コロナウイルスの感染が発覚し、やむを得ず個人戦は欠場した。

 隔離・療養期間を経て2月20日のエキシビションでは、情感たっぷりに『Sign of the Times』を披露したジョウだが、同日の夜に行なわれた式典には参加を拒否されたと自身のSNSで嘆いている。

 不満を爆発させたジョウは、「スタジアムに向かうバスに乗る前に、新型コロナウイルスの濃厚接触者の危険性があると判定され、閉会式へ出られなくなった」と報告し、以下のように綴った。
 
「私は14回連続で陰性だった。抗体を持っているし、感染の恐れはないのに。100%健康で正常です。二重のマスクをしているし、数時間後には一緒に帰国する人たちと外を歩くことになる。閉会式で行進している人のなかで、私が一番感染のリスクが低いのに」

 そして「今日エキシビションで滑るとき、マスクをしていない40人の選手たちと一緒に屋内でマスクを外さなければならなかった。しかし屋外で二重にマスクをしている方が危険らしい」と皮肉たっぷりに書き留めた。

 最後には「素晴らしいチームメイトとともにチームUSAを代表して出場できたことは、私の人生の中でも名誉なことでした。この大会で与えられたチャンスには限りなく感謝します」とコメントしている。

 次なる舞台は3月に開催予定の世界選手権だ。今大会の無念を晴らすパフォーマンスに期待したい。

構成●THE DIGEST編集部

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