フィギュア

北京五輪を終えたワリエワがSNSで明かした“胸中”。トゥトベリーゼ氏に「強くしてくれてありがとう」とメッセージも

THE DIGEST編集部

2022.02.22

北京五輪を終えたワリエワが、自身のSNSで感謝のメッセージを長文で綴った。(C)Getty Images

 去る2月20日に全日程を終えた北京五輪のフィギュアスケート。その女子シングルで、ドーピング騒動の渦中にありながら4位となったカミラ・ワリエワ(ロシアオリンピック委員会=ROC)が、大会を終えての率直な思いを明かした。

 今大会の開幕前までは、金メダル最有力候補に挙げられたワリエワ。しかし、団体戦直後の2月8日に昨年12月の国内選手権でのドーピング違反が判明すると、彼女を取り巻く状況は一変した。世界的な批判を受けるようになった15歳は、ショートプログラムこそ1位となったものの、2日後のフリースケーティングではミスを連発。表彰台にすら立てないまさかの結果に終わった。

【北京五輪PHOTO】五輪デビューは涙の4位。カミラ・ワリエワの演技をプレイバック

 そんな渦中の15歳が思いの丈を綴った。2月21日に自身のインスタグラムを更新したワリエワは、「私の最初のオリンピックがついに終わりました。アスリートの人生において最も重要なこのイベントに私を導いてくれた人々、つまり私のコーチたちに感謝したいと思います」とコーチのエテリ・トゥトベリーゼ氏らと一緒に撮影した写真を公開した。

 自身に対する詰問で物議を醸したトゥトベリーゼ氏だが、ワリエワは「自分に打ち勝つための指導をしてもらい、その教えはスポーツだけでなく、人生にも役立っている。あなたがそばにいれば、安心してどんな課題もクリアできます。私を強くしてくれてありがとう」と感謝の意を示した。
 
 また、「この大変な時期に一緒に居てくれたみんなに感謝したいです」と書き出した別の投稿では、こう続けている。

「私のそばにいて、心を失わせないでくれた人、励ましの言葉をくれた人、私を想って祈ってくれた人、信じてくれた人。ファン、家族、友人、ROCチームの全員、そして私の国と世界中の人に感謝します。私はあなたに深く感謝をし、このことを忘れずにいようと思う。あなたのためにスケートをしたいです」

 すでにロシアに帰国し、練習を再開させたというワリエワ。いまだドーピング騒動に対する明確な決定は下されていないが、少なくとも本人は前向きに動き出しているようだ。

構成●THE DIGEST編集部

【画像】「あなたのためにスケートをします」ワリエワが公開した実際の投稿をチェック!

【関連記事】「指導力は唯一無二だ」非難相次ぐトゥトベリーゼの手腕をロシアスキー界の名伯楽は称賛!「批判するのは初心者だけ」

【関連記事】"皇帝"プルシェンコ、元教え子トゥルソワの課題を指摘!「金メダルを取りたいならコーチの言うことを聞け」
NEXT
PAGE
【画像】「あなたのためにスケートをしたいです」ワリエワが公開した実際の投稿をチェック!