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格闘技・プロレス

武尊は那須川天心との“世紀の一戦”に手応え? 意地をぶつけた軍司は「結構ガチで来るんだな」と驚き【K-1】

THE DIGEST編集部

2022.02.28

武尊(右)と打ち合いを演じた軍司(左)。このK-1を代表する両雄は、時が過ぎるのが早く感じるほど内容の濃い試合となった。写真:田中研二

武尊(右)と打ち合いを演じた軍司(左)。このK-1を代表する両雄は、時が過ぎるのが早く感じるほど内容の濃い試合となった。写真:田中研二

 K-1のカリスマが、リングに上がった。

 2月27日に東京体育館で行なわれた「K-1 WORLD GP 2022 JAPAN」で、武尊(SAGAMI-ONE KREST)が、K-1フェザー級王者の軍司泰斗(総本部チームペガサス)との、エキシビションマッチ(2分×2回)で対戦。2回ドロー決着となった。
【動画】意地と意地のぶつかり合い! 武尊vs軍司の殴り合いシーンをチェック

 今年6月に那須川天心(Cygames)との「世紀の一戦」を控える武尊。実戦はKO勝ちを収めた昨年3月のレオナ・ペタス戦以来となったが、戦前に「(スピードは)今までで一番速い」と手応えを口にしていた通りに、キレのある動きを見せた。
 
 一方で「殴り合いがしたい」と語っていた軍司も、積極果敢なファイトで応戦。互いに一歩も引かない熾烈な攻防戦は、あっという間に1回が終わる。その後も緊張感が漂うなかで、進んでいった試合は2回にギアが上がる。両雄ともにガードが空くようになると、互いに強烈なパンチを打ち合って、会場を沸かせた。

 結局、決着はつかずにドローとなった。しかし、本番さながらのキレを見せつけた武尊は、試合後の会見で「気持ち作りは試合と同じ気持ちでリングに上がった」と語ったうえで、「6月のこともあるので、怪我はないようにと思ったが、自分を試す意味ではやることはやった」と一定の手ごたえを口にした。

 一方、K-1フェザー級王者としての意地をぶつけた軍司は、試合後の会見で「結構ガチで来るんだなと思った」とニヤリ。そのうえで「偉大なチャンピオンである選手とやれてうれしかった」とK-1の象徴と言われる男との対戦に改めて喜びをかみしめた。

取材・文●羽澄凜太郎

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