格闘技・プロレス

「相手が誰でも見逃してはならない」復帰戦快勝のロマゴン、米老舗誌が早くも次戦に注目!井岡一翔も対戦候補に

THE DIGEST編集部

2022.03.07

1年ぶりの世界戦で勝利したローマン・ゴンサレス。次戦の行方に注目が集まる。 (C) Getty Images

 再起を期す元王者は、どんなストーリーを描くのだろうか。
 
 ボクシング前WBA世界スーパーフライ級スーパー王者のローマン・ゴンサレス(ニカラグア)は現地3月5日、米サンディエゴでWBC世界フライ級王者フリオ・セサール・マルティネス(メキシコ)と対戦。3-0の判定で勝利した。

【関連記事】「ムラタは勝つチャンスがある」村田諒太対ゴロフキン戦を米専門家が展望!「あらゆる要素がムラタに有利に働くだろう」
 
 序盤から正確なパンチを繰り出したゴンサレス。終始圧力をかけ続け、中盤以降は一方的な展開に。攻守に圧倒した34歳は、前日の計量で体重超過のあった相手をものともしなかった。
 
 ゴンサレスにとって、王座を失った昨年3月のフアン・フランシスコ・エストラーダ(メキシコ)戦以来の実戦。およそ1年ぶりに世界戦に戻ってきた元世界4階級制覇王者は、完全復活を印象付けた。
 
 次戦の相手は、新型コロナウイルスの感染により今回対戦できなかったエストラーダが濃厚。それでも、様々な可能性を探り、熱い試合を望む声も上がっている。
 
 米ボクシング誌『The Ring』は、「次の相手が誰であっても、見逃してはならない。きっといい試合になる」と、今後の展開に言及した。

 同誌は、「115ポンド級(スーパーフライ級)のトップファイターのほとんどは戦士であり、エストラーダ、ソー・ルンビサイ(タイ)、WBOタイトル保持者の井岡一翔など、彼とほぼ同じ経験と勲章を持つ選手もいる」と、同じ階級の王座経験のあるベテランボクサーたちを列挙。「もし彼が同じベテランと対戦すれば、最上級な試合を披露してくれることだろう」と、レベルの高いファイトが期待できるとした。

 一方で、試合後にはバンタム級への階級上げの可能性も示唆しているゴンサレス陣営。今後の彼の決断、そして井岡も含めたスーパーフライ級の戦線からも、ますます目が離せない。
 
構成●THE DIGEST編集部

【関連記事】平本蓮、涙の連敗。それでも米修行の成果は見せた男の闘志は死なず「こんなんで引いてらんない」【RIZIN】

【関連記事】ドン・フライが酔っ払った観客に"怒りの鉄拳"! UFC会場での騒動が話題に「愚かな男性は誰に喧嘩を売ったかを理解していない」

【関連記事】トランスジェンダーの格闘家が悲痛な訴え!MMA参戦で相次いだ批判に「女性は思っているより強い」と反論