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格闘技・プロレス

「愚かなレフェリーが台無しにした…」井上尚弥がドネアから奪ったダウンはKOだった!? WBSSのSNSで物議に

THE DIGEST編集部

2019.11.12

壮絶な打ち合いを演じた両雄のバトルは終了が告げられてからも、その反響ぶりは収まる気配がない。 (C) Getty Images

壮絶な打ち合いを演じた両雄のバトルは終了が告げられてからも、その反響ぶりは収まる気配がない。 (C) Getty Images

 井上尚弥が、バンダム級の"世界最強"となった一戦の反響は、いまだとどまる気配がない。

 11月7日に行なわれたワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)バンタム決勝に臨んだWBA・IBF王者の井上は、WBAスーパー王者ノニト・ドネア(フィリピン)との最終12ラウンドにまで及んだ大熱戦を判定の末に制し、見事に同階級の王座についた。

 両雄が鋭いパンチの応酬を見せ、海外メディアでは「2019年で最高の一戦だった」と呼ぶ声もあった激闘で物議を醸しているのが、井上がドネアからダウンを取った11ラウンドのシーンだ。

 1分が過ぎた時のことだった。右のアッパーをブロックされた直後、瞬時の判断で、井上は渾身の左フックを相手のボディーに炸裂させる。これをもろに右レバーに受けたドネアはたじろぎ後退する。

 そのまま背を向けるように後ずさりをしたドネア。ここで井上は追い打ちをかけるようにラッシュを浴びせにかかったが、レフェリーが間に入って食い止めると、ここですかさずカウントを始めたが、10秒ギリギリでドネアは立ち上がって試合は続行となっていた。

 この場面をスローモーションにした動画をWBSSの公式ツイッターで公開すると、ファンからは、井上のパンチの鋭さを称えると同時に、レフェリーへの疑問の声が噴出した。

「素晴らしいショットだ」
「見事なボディー」
「インクレディブルなモンスター」
「間に入った愚かなレフェリーが台無しにした」
「トドメを邪魔したのはレフェリー」
「KOを奪ったのはレフェリー」
「このビッグマッチを裁くには経験が浅すぎた」
「10秒は過ぎていた」
「12秒は経ってるぞ」
「自分は熱狂的なドネア・ファンだが、この時のレフェリーは良くなかった」

 勝負に「たられば」は付き物だが、レフェリーが違うジャッジを下していたならば、決着は別の形になっていたのかもしれない。

構成●THE DIGEST編集部
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