４月1日、Tリーグの日本生命レッドエルフが、東京五輪卓球女子団体で銀メダルの平野美宇との所属契約を満了したと発表。新たな環境で、2024年に開催されるパリ五輪に挑戦したいという平野の意向を尊重したためとしている。

　昨夏の東京五輪では、伊藤美誠、石川佳純とともに団体戦に出場した平野。目標としていた金メダルには届かなかったが、３大会連続のメダル獲得、そしてロンドン五輪以来２大会ぶりの銀メダル獲得に貢献した。

　また、先月行なわれた『ノジマTリーグ 2021-2022シーズン プレーオフ 女子ファイナル』では、レギュラーシーズン１位の日本生命が、同２位の日本ペイントを３－０で下し、リーグ４連覇に貢献。圧巻のパフォーマンスを見せつけた女王は、プレーオフMVPにも輝いている。

　Tリーグには、開幕初年度となる2018-2019シーズンより参戦し、チームをけん引してきた21歳は、同社の公式ホームページで直筆のメッセージを公開。ファンや周囲に向けて、感謝の気持ちをこう記した。
「このたび、日本生命レッドエルフを退団させて頂くことになりました。ファンの皆さまを含め、全てのレッドエルフ関係者の方々に感謝申し上げます。４連覇達成に携わらせていただくことができ、大きく成長することができた素晴らしい４年間でした！これからも１日１日を大切にして成長していきたいと思います。本当にありがとうございました！」

　初のオリンピック出場を果たした際には、「この舞台に立てたことが凄く幸せで、凄く楽しかったです」と喜びをかみしめていた平野。３年後のパリ五輪での活躍も期待したい。

構成●THE DIGEST編集部

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