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モータースポーツ

終始苦しんだ角田裕毅、豪州GPを「とてもタフな週末」と総括。チームには「もっと速さが必要」と訴える

THE DIGEST編集部

2022.04.11

豪州GPはペースがつかめず15位に終わったアルファタウリの角田。(C) Getty Images

豪州GPはペースがつかめず15位に終わったアルファタウリの角田。(C) Getty Images

 F1第3戦のオーストラリア・グランプリは4月10日に決勝が行なわれ、13番グリッドからスタートしたアルファタウリの角田裕毅は、終始ペース不足に苦しんで15位に終わった。

 予選ではQ2で車のパフォーマンスが大きく低下してしまい、決勝までにこれを改善する必要があると語っていた角田は、1周目で2つポジションを上げる好スタートを切ったが、その後はペースが上がらず、ヴァルテリ・ボッタス(アルファロメオ)に抜かれる。さらにミディアムからハードにタイヤを変えてからはより状況が悪化、ミック・シューマッハー(ハース)、チョウ・グァンユ(アルファロメオ)らにもオーバーテイクを許し、セーフティカー導入なども状況を好転させる材料とはならなかった。

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 レース後、彼はチームの公式サイトを通して「今日は、ペースが掴めませんでした。レース中、ずっと苦労したので、このようなことが二度と起こらないよう、原因を突き止める必要があります。他の車について行くのも、DRS圏内(1秒以内)に止まるのもとても大変で、全体的にパフォーマンスが足りず、ここまで悪くなるとは思っていませんでした。しかし、それが現実なので、ポジティブに考えて、次のレースに向けて改善していきます」とコメントを発表している。

 また、パドック裏で行なわれたインタビューでも、「とてもタフな週末でした。スタートからずっとペースが不足しており、コースに止まるのも大変でした。前の2レースではペースは良かったのですが、今日は本当に苦労しました」とレースを振り返り、「中団争いでは出遅れてしまいましたが、まだ20レースあるので、この先、何が起こるかは誰も分かりません。(次戦の会場である)イモラはホームレースのひとつなので、良いパフォーマンスと結果を出せればと思っています」と気を取り直した。

 2週間後の次戦(エミリア・ロマーニャGP)に向けての過ごし方を聞かれると、「こういう悪いレースの後ほど、食事は絶対に必要です。英国でイモラの準備を行なってからイタリアに戻り、オフをエンジョイしたいと思いますが、もちろんトレーニングも続けていきます」と、彼らしい答えも忘れなかった。
 
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