モータースポーツ

豪州GPの角田裕毅に対する各国メディアの「採点」は!? 「つまらない週末」「意気消沈」と厳しい言葉が並ぶ

THE DIGEST編集部

2022.04.13

豪州GPでは15位に終わった角田。2戦連続でポイント奪取はならなかった。(C) Getty Images

 F1第3戦のオーストラリア・グランプリ、アルファタウリの角田裕毅は13番手スタートから終始厳しいレースを強いられ、15位でのフィニッシュを余儀なくされた。

 2戦目のサウジアラビアGPでは度重なるマシントラブルで予選、決勝ともにコースに出られないというこれ以上ない悔しさを味わった彼は、初体験のコースというハンデのありながらも、このメルボルンでのレースに意気込んでいたが、終始ペース不足に苦労させられ、結果的には今回も車によってフラストレーションを溜めることとなってしまった。
 
 そんな21歳の日本人ドライバーに対する各国のメディアの評価は、及第点以下のものが多くなった。英国の日刊紙『EXPRESS』は10点満点の採点で「5」に止まり、寸評では「ほとんどポイントに迫ることはなかった。ガッカリした週末」とだけ、綴られている。

 モータースポーツ専門メディアの『THE RACE』は「3.5」と非常に厳しく、「予選でのチームメイト、ピエール・ガスリーとのタイム差はわずか0.105秒だったが、角田にとっては難しい週末となった。彼は予選から苦労し、Q2ではターン11でグラベルに飛び出して突破に失敗し、決勝ではミディアム、ハードの両タイヤでペース不足に戸惑った」と週末を振り返り、以下のように続けた。

「1周目では順位を上げたものの、その後のスティントでヴァルテリ・ボッタス(アルファロメオ)に負けた。その後、ミック・シューマッハー(ハース)やチョウ・グァンユ(アルファロメオ)に抜かれ、最後はニコラス・ラティフィ(ウィリアムズ)、フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)に先んじてフィニッシュするのが精一杯だった。結局、角田はガスリーの域に達することができなかったが、レースで示された」

『planetf1』は「今季ここまでの角田は、獲得ポイントが4点、戒告処分が3回。メルボルンでの週末では、金曜と土曜日の小さな違反により、後者が2つ増加することとなった。ガスリー同様、車のパフォーマンスを欠いたことで、日本のドライバーはセーフティーカー(SC)出動中のミックと際どい場面を除けば、何の変哲もないレースを展開した」というネガティブな寸評で、採点は「5」とした。
 
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「メルボルンのコースが初めてだったことを考慮する必要はあるが」