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豪州GPの角田裕毅に対する各国メディアの「採点」は!? 「つまらない週末」「意気消沈」と厳しい言葉が並ぶ

THE DIGEST編集部

2022.04.13

開幕戦からマシントラブルが続くアルファタウリ。4戦目のエミリア・ロマーニャGPではどのようなパフォーマンスを見せてくれるだろうか。(C) Getty Images

開幕戦からマシントラブルが続くアルファタウリ。4戦目のエミリア・ロマーニャGPではどのようなパフォーマンスを見せてくれるだろうか。(C) Getty Images

 同じく「5」の『CRASH』は、「1周目で11位まで順位を上げた角田にとって、最終的には失意のレースとなった。車のペースが不足していることは、彼が順位を落としたことで明らかになった。SC出動中はガスリーの後ろにつけていたが、その後は苦しんで15位フィニッシュとなった」と報じている。

 オランダの『RN365』もやはり「5」で、寸評は「角田にとしては、地味なレースとなった。13番手からのスタートで、決勝では15位……前で何台かが脱落したのに、である。アルファタウリの車が昨季ほどの強さを有していないのは事実だが、同時に日本人ドライバーのパフォーマンスも発揮されなかった」と、終始辛口だった。
 
 一方、採点では「6」と及第点を与えた『GPBLOG』だが、「チームメイトから大きく離された角田の、全くつまらない週末。日本人ドライバーが今後もF1での地位を維持するためには、状況は大きく改善されなければならない」と寸評は厳しい内容となっている。そして、スペインの専門メディア『F1i.com』は「5.5」で、以下のように週末を振り返った。

「最初の2レースでは、信頼性には欠けたものの、車のペース的には希望を持てたが、メルボルンではガスリーとともに予選でトップ10に入ることができなかった。決勝では序盤に11番手に浮上したが、ピットイン後にSCが出動する不運で順位を落とし、追い越しが難しいコースでは挽回は望めなかった。さらに、ミック、チョウ、ケビン・マグヌッセン(ハース)の追い抜きを許したユウキ。メルボルンのコースが初めてだったことを考慮する必要はあるが、彼にとって意気消沈する週末だった」

 スポーツ専門メディアの『sportskeeda』は「6.5」と比較的高採点。とはいえ、寸評は「角田にとっては、取るに足らない週末となってしまった。ガスリーとの間には、0.2秒程度のラップタイム差があり、同じようなパフォーマンスを示す車で、ガスリーがポイントを獲得(9位で2ポイント)したのに対し、角田は取り逃がした」と綴られ、ポジティブな部分は見つからなかった。

 最後に採点がつかなかったメディアでは、英国日刊紙『The Telegraph』が「日本人ドライバーにとってのF1セカンドシーズンは、開幕戦バーレーンGPで素晴らしい8位入賞を飾り、続くサウジでは出走できず、そしてメルボルンではガスリーに離される困難な週末を送るなど、起伏に富んでいる。そのため、現時点で彼を厳しく評価することはできないが、デビューイヤーでは失望の週末に慣れてしまったため、今回はこのメルボルン1回限りに終わることを期待したい」と報じている。

構成●THE DIGEST編集部

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