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「後悔するようなことはない」ドーピング問題に揺れるワリエワが露メディアで断言! 北京五輪は「人生のゴールではない」とも

THE DIGEST編集部

2022.04.14

北京五輪期間中にドーピング問題が浮上したワリエワ。個人戦はなんとか出場するも4位に終わり、失意に暮れた。(C)Getty Images

北京五輪期間中にドーピング問題が浮上したワリエワ。個人戦はなんとか出場するも4位に終わり、失意に暮れた。(C)Getty Images

 いまだ渦中の身にある少女が、自らの胸中を赤裸々に打ち明けた。今年2月に開催された北京五輪期間中にドーピング疑惑が浮上したフィギュアスケート女子シングルのカミラ・ワリエワ(ROC=ロシアオリンピック委員会)だ。

 今季シニアデビューを果たしたばかりの15歳は、試合をする度に世界最高得点を更新するなど強さを発揮。キャリア初の五輪でも下馬評では金メダル最有力だった。ところが、大会期間中の団体戦後に彼女を取り巻く空気は一変する。昨年12月のロシア選手権で採取した検体から禁止薬物が出たと発覚したのだ。

 結局、スポーツ仲裁裁判所(CAS)の裁定により、五輪への継続参加が許可されたものの、世界から猛バッシングを食らったワリエワは大きくパフォーマンスが低下。個人戦のショートプログラム(SP)でこそ首位につけたが、フリースケーティング(FS)でミスを繰り返し、4位で大会を終えた。

 そんな15歳は五輪以降はほとんどのメディア取材に応じていなかった。だが今回、露メディア『PEOPLE TALK』の取材で、自身のスケート観や、これまでの生い立ちを振り返っている。
 
 まず、フリー演技後に泣き崩れた北京五輪について「オリンピックを理想化する必要はない。たしかにアスリートにとって、キャリアの目標ではあるけど、人生のゴールではない」と次を見据えた。

 さらに「5年前の自分にアドバイスするとしたら?」と問われると、「何事にも恐れず取り組んで!」と前向きに宣言。続けざまに「スポーツや人生において後悔していることは?」という問いには、「後悔するようなことは何もしていない」と断言した。

 ドーピングの使用に関してはいまだ解決はしていない。そんななかで今月26日に16度目の誕生日を迎える彼女に同メディアは「今後の期待と計画について」を聞くと、ワリエワは「予想はしたくない。でもきっと上手くいくと信じています」と回答している。

 果たして、この先、彼女の潔白は証明されるだろうか。今年の8月8日までに調査は完了する見込みだ。

構成●THE DIGEST編集部

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