5月7日に日本陸上競技選手権大会10000メートルが開催される。出場選手のなかで最も注目を浴びているひとりが“陸上界のフワちゃん”こと、19歳の不破聖衣来(拓大)だろう。
不破は中学時代から全国大会で活躍してきたが、高校時代は貧血や長期の故障に苦しめられた。しかし、拓大に進学すると、「日本一ではなく、先を見据えて、世界を目指そう」という五十嵐利治監督のもとで急上昇。ルーキーイヤーとなった昨季は快進撃を続けた。
昨年10月31日の全日本大学女子駅伝はエース区間の5区に登場。「前にいる選手は全員抜く気持ちでした」と9.2キロという未知の距離を爆走する。区間記録を1分14秒も塗り替える28分00秒という驚異的な区間記録を打ち立てた。このタイムは10000メートルに換算すると30分20秒台。日本記録(30分20秒44)に迫るようなパフォーマンスだった。
そして駅伝の自信をトラックにぶつける。12月11日の関西実業団ディスタンストライアルで初の10000メートルのレースに出場。独走で日本歴代2位の30分45秒21(U20日本記録、日本学生記録)を叩き出したのだ。
12月30日の富士山駅伝5区(10.5キロ)は5キロを5000メートルの学生記録(15分13秒09)を上回る15分09秒でぶっ飛ばすと、区間記録を2分近くも短縮する32分23秒で走破。今年1月16日の全国都道府県対抗女子駅伝は4区で区間新&13人抜きの快走を見せている。
不破はキュートなビジュアルからは想像できない“強気な走り”が魅力になるだろう。ほとんどの選手は通過タイムを気にしながらレースを進めるが、不破は腕時計をつけていない。「タイムを気にしすぎてペースが乱れたりするのが好きじゃないんです。そのときの感覚でいこうと決めています」と話しており、独自の感覚、リズムで突っ走っているのだ。だからこそ、常識にとらわれないような“爆走”が可能になる。
走りの特徴を挙げると、華奢なカラダながら、上半身のブレが小さく、上下動もない。そして身長(154センチ)の割に大きなストライドが光る。ハイペースで突っ込んでいけることを考えると、最大酸素摂取量も大きいだろう。
不破は中学時代から全国大会で活躍してきたが、高校時代は貧血や長期の故障に苦しめられた。しかし、拓大に進学すると、「日本一ではなく、先を見据えて、世界を目指そう」という五十嵐利治監督のもとで急上昇。ルーキーイヤーとなった昨季は快進撃を続けた。
昨年10月31日の全日本大学女子駅伝はエース区間の5区に登場。「前にいる選手は全員抜く気持ちでした」と9.2キロという未知の距離を爆走する。区間記録を1分14秒も塗り替える28分00秒という驚異的な区間記録を打ち立てた。このタイムは10000メートルに換算すると30分20秒台。日本記録(30分20秒44)に迫るようなパフォーマンスだった。
そして駅伝の自信をトラックにぶつける。12月11日の関西実業団ディスタンストライアルで初の10000メートルのレースに出場。独走で日本歴代2位の30分45秒21(U20日本記録、日本学生記録)を叩き出したのだ。
12月30日の富士山駅伝5区(10.5キロ)は5キロを5000メートルの学生記録(15分13秒09)を上回る15分09秒でぶっ飛ばすと、区間記録を2分近くも短縮する32分23秒で走破。今年1月16日の全国都道府県対抗女子駅伝は4区で区間新&13人抜きの快走を見せている。
不破はキュートなビジュアルからは想像できない“強気な走り”が魅力になるだろう。ほとんどの選手は通過タイムを気にしながらレースを進めるが、不破は腕時計をつけていない。「タイムを気にしすぎてペースが乱れたりするのが好きじゃないんです。そのときの感覚でいこうと決めています」と話しており、独自の感覚、リズムで突っ走っているのだ。だからこそ、常識にとらわれないような“爆走”が可能になる。
走りの特徴を挙げると、華奢なカラダながら、上半身のブレが小さく、上下動もない。そして身長(154センチ)の割に大きなストライドが光る。ハイペースで突っ込んでいけることを考えると、最大酸素摂取量も大きいだろう。