今年はオレゴン世界選手権、来年はブダペスト世界選手権、再来年はパリ五輪が開催される。不破は大学4年時に迎えるパリ五輪が大きな目標となるが、まずは今年7月のオレゴン世界選手権がターゲットだ。
しかし、1月の全国都道府県対抗女子駅伝後に座骨を痛めると、右アキレス腱炎症で3か月ほど走れない日々が続いたという。4月7日からジョグを再開して、4月17日の日本学生個人選手権5000メートルに強行出場。1キロ3分30秒のペース走をするようなかたちで駆け抜けて、17分30秒45の最下位(12位)に沈んでいる。彼女の状況を考えると日本選手権は“厳しい戦い”になるだろう。
オレゴン世界選手権の参加標準記録(31分25秒00)は不破、廣中璃梨佳(日本郵政グループ)、五島莉乃(資生堂)、小林成美(名城大)の4人が突破している。不破は日本選手権で「3位以内」に入れば日本代表が即内定するが、東京五輪5000メートル代表の萩谷楓(エディオン)らもエントリーしており、激戦が予想される。
昨年の日本選手権は、東京五輪10000メートルで7位入賞を果たすことになる廣中が31分11秒75で優勝。安藤友香(ワコール)が31分18秒18で2位、小林が32分08秒45で3位だった。アジア大会のマラソン代表が内定している安藤は参戦しないが、廣中が万全の状態なら昨年以上のハイペースになる可能性がある。外国人選手もオープン参加するため、いまの不破がトップ集団にチャレンジするのは無謀と言える。
オレゴン世界選手権を狙うなら持ち味の攻めの走りではなく、「3位確保」を目指して、後方から徐々に順位を上げていくかたちがいいだろう。果たして不破はどんなレースを見せるのだろうか。
注目の女子10000メートルは19時44分スタート予定だ。国立競技場のナイター劇場で不破はヒロインになれるのか……。
文●酒井政人
【関連記事】来年の箱根駅伝は「國學院大」に躍進の予感!駅伝ライターが見る“新チームの戦力状況”をチェック
【関連記事】どこよりも早い来季の“勢力地図”!2023年の本命はやっぱり青学大。気になる2位以降は?【箱根駅伝】
【関連記事】「2時間以上走る必要があるのかな」新谷仁美が日本人2位の好走も“衝撃発言”!今後は「トラックの方で頑張りたい」
しかし、1月の全国都道府県対抗女子駅伝後に座骨を痛めると、右アキレス腱炎症で3か月ほど走れない日々が続いたという。4月7日からジョグを再開して、4月17日の日本学生個人選手権5000メートルに強行出場。1キロ3分30秒のペース走をするようなかたちで駆け抜けて、17分30秒45の最下位(12位)に沈んでいる。彼女の状況を考えると日本選手権は“厳しい戦い”になるだろう。
オレゴン世界選手権の参加標準記録(31分25秒00)は不破、廣中璃梨佳(日本郵政グループ)、五島莉乃(資生堂)、小林成美(名城大)の4人が突破している。不破は日本選手権で「3位以内」に入れば日本代表が即内定するが、東京五輪5000メートル代表の萩谷楓(エディオン)らもエントリーしており、激戦が予想される。
昨年の日本選手権は、東京五輪10000メートルで7位入賞を果たすことになる廣中が31分11秒75で優勝。安藤友香(ワコール)が31分18秒18で2位、小林が32分08秒45で3位だった。アジア大会のマラソン代表が内定している安藤は参戦しないが、廣中が万全の状態なら昨年以上のハイペースになる可能性がある。外国人選手もオープン参加するため、いまの不破がトップ集団にチャレンジするのは無謀と言える。
オレゴン世界選手権を狙うなら持ち味の攻めの走りではなく、「3位確保」を目指して、後方から徐々に順位を上げていくかたちがいいだろう。果たして不破はどんなレースを見せるのだろうか。
注目の女子10000メートルは19時44分スタート予定だ。国立競技場のナイター劇場で不破はヒロインになれるのか……。
文●酒井政人
【関連記事】来年の箱根駅伝は「國學院大」に躍進の予感!駅伝ライターが見る“新チームの戦力状況”をチェック
【関連記事】どこよりも早い来季の“勢力地図”!2023年の本命はやっぱり青学大。気になる2位以降は?【箱根駅伝】
【関連記事】「2時間以上走る必要があるのかな」新谷仁美が日本人2位の好走も“衝撃発言”!今後は「トラックの方で頑張りたい」