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再戦のゴングまであと3日。井上尚弥の“ボディーショット”にフィリピン識者が警戒!「イノウエは危険な存在だ」

THE DIGEST編集部

2022.06.04

再戦の時が刻々と近づく井上(左)とドネア(右)。フィリピン識者は、この一戦の行方をどのように見ているのか。(C)Getty Images

 世界待望の大一番まで、あと3日と迫った。

【動画】井上尚弥が前戦でドネアに放った強烈なボディーショットをチェック!

 来る6月7日、WBAスーパー&IBF世界バンタム級統一王者・井上尚弥(大橋)は、さいたまスーパーアリーナにて、WBC同級王者ノニト・ドネア(フィリピン)と待望のリマッチを迎える。3ー0の判定勝ちを収めた2019年11月以来、2年7か月ぶりの顔合わせだ。

 プロデビュー以来、井上が22戦無敗(19KO)と敵なしの強さを誇る一方、ドネアも前戦以降、圧巻の2連勝を挙げた。昨年5月の再起戦でノルディーヌ・ウバーリ(フランス)から王座を奪い、12月のレイマート・ガバリョ(フィリピン)戦でタイトル防衛に成功。"モンスター撃破"に向けて着々と準備を進めている。

 はたして、勝負を分けるポイントとは何なのか。フィリピン放送局『ABS-CBN』のアナリストを務めるエド・トレンティーノ氏は、井上について「ボディーショットなど、非常に危険な存在だ」と警戒を示し、この一戦を分析している。現地時間6月3日、同局が伝えた。

 また、フルラウンドまでもつれ込んだ前戦を振り返った同氏は、「他のファイターならあのボディーショットに耐えられなかっただろう」とコメント。「ジャブを多用すれば、イノウエは入れない」と続け、「無理だと考える人も多いだろうが、ドネアにはスキルがある」と母国のスターに期待を寄せている。

 次なる目標を4団体統一戦に置いている両雄。現時点で試合展開は全く読めないが、まさにボクシング界屈指の注目度を誇るカードだけに、その行方から目が離せない。

構成●THE DIGEST編集部

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