バレーボール

真鍋ジャパンは“組織的な攻撃”で五輪女王の米国を凌駕! 敵エース&監督は脱帽「ショートサーブに凄い苦しんだ」

THE DIGEST編集部

2022.06.07

今季は主将としてチームを引っ張る古賀。アメリカ戦では、チーム最多タイの19得点を挙げた。(C)Getty Images

 現地時間6月5日、米国ルイジアナ州で開催されたバレーボールの国際大会『ネーションズリーグ』で、女子日本代表はホームである米国と対戦。東京五輪の覇者を相手にセットカウント3‐0で勝利し、チームは開幕4連勝を飾った。

 序盤から一進一退の攻防を続けた火の鳥NIPPON。アメリカの強烈なスパイクを拾った日本は、好調の井上愛里沙を軸に攻め25-22で先取。第2セットは、井上や今大会初スタメンとした林琴奈らがサーブで相手の体勢を崩す攻撃で連取し、主将の古賀紗理那と井上のスパイクで攻め続けた日本は第3セットも難なく取って、アメリカを下したのだ。

 試合後、昨シーズンまでV1リーグのJTマーヴェラスでプレーし、この試合でチーム最多の11得点を叩き出したアンドレア・ドルーズは、「彼女たちは素晴らしいプレーをしたと思う。チーム一体となって、私たちに対してどのように戦うかが明確だったようだ」と、米国バレーボール協会の公式サイトをとおして賛辞を贈った。
 
 米国を指揮するカーチ・キライ監督は、「日本は本当にいい試合をした。私たちは、彼女らのショートサーブに凄い苦しんだ。短いサーブにより陣形が崩されて、それに対応するのに時間を使い過ぎました」と反省した。

 一方、同監督は「日本は我々のサーブを拾い素晴らしいパス回しをしていた。私たちが引き起こしていたような問題は、彼女たちには起きなかった」とコメント。「私たちが攻撃を実行して得点を得るより、彼女たちの方がより多くの攻撃を展開して点数に結び付けていた」と日本の組織的な攻撃を絶賛した。

 第1週目を無敗で終え、1位につけた真鍋ジャパン。フィリピンのケソン市に移動し、14日はポーランド戦を行なう。世界ランク1位を下した日本の快進撃に引き続き注目だ。

構成●THE DIGEST編集部

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