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バレーボール

「ニシダが破竹の勢い!」日本男子バレー、22歳アタッカーの桁外れなパフォーマンスに世界注目!NL2連勝の原動力に

THE DIGEST編集部

2022.06.11

ネーションズリーグ2連勝の原動力となっている西田。決勝ラウンド進出へさらにギアを上げていきたい。(C) Getty Images

ネーションズリーグ2連勝の原動力となっている西田。決勝ラウンド進出へさらにギアを上げていきたい。(C) Getty Images

 男子バレーボール日本代表の西田有志が、国際舞台で規格外のポテンシャルを見せつけている。

 パリ五輪出場を目指すバレーボール各国代表にとって世界ランキングを上げるために重要な大会、国際バレーボール連盟(FIVB)主催のネーションズリーグ。ブラジル開催の第1週(全4試合)に参戦中の男子日本代表は、オランダと中国をそれぞれ1セットダウンから逆転で下して2連勝と幸先の良いスタートを切った。
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 連勝に大きく貢献した龍神NIPPONが誇るオポジット西田が、2試合を終えて得点ランク首位(51得点)に踊り出た。2019ワールドカップの優勝メンバーで最優秀選手賞に輝いた2位アラン・ソウザ(ブラジル)とはなんと15点差。昨シーズンのイタリア・セリエA得点王ロック・モジッチ(スロベニア)らを退けての堂々1位だ。さらに、アタックでも45得点をマークして2位ユーリ・ロマノ(イタリア)と15点差で首位につけている。

 身長200cm越えのトップ選手たちを相手に187cmの西田が見せる桁外れなパフォーマンスは大きな注目を集め、同大会特設サイトがトップページで取り上げるほどだ。初戦のオランダ戦で、前回大会の得点王、ニミル・アブデルアジズの18得点を大きく上回る25得点(アタック23、ブロック1、エース1)を挙げ、試合最多得点をマーク。その際立った活躍を、“ニシダが破竹の勢い”と称して、「目覚ましいパフォーマンスが日本代表のエキサイティングな逆転劇を演出した」と絶賛。強化したフィジカルから繰り出される豪快弾を、「22歳の攻撃は阻止不可能」と伝え、パワーのみならず昨シーズンのイタリア挑戦で手に入れたテクニカルな戦いぶりを、「創造力を発揮した」と高く評価している。

 昨年行われたアジア選手権(順位決定予備戦)で黒星を喫した中国にリベンジを果たした第2戦。現地ブラジル最大のポータルサイト『UOL』は、アタック成功率67パーセントで再び試合最多得点となる26得点(アタック22、ブロック1、エース3)を叩き出した西田を、「日本代表の攻撃の柱たるクォリティを誇示した」と報じている。
 
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