ゴルフ

大西葵が涙した異例のキャディ交代騒動。協会は「キャディ全体の事と受け止める」と見解

THE DIGEST編集部

2022.06.28

帯同した大江キャディとの間でトラブルが起きた大西。涙ながらキャディ交代を申し出た。(C)Getty Images

 6月23日、国内女子ゴルフツアー『アース・モンダミンカップ』の初日、大西葵が帯同していた大江順一キャディとの間でトラブルが発生。大江キャディは途中で仕事を放棄し、コースを後にするという事件が起きていた。

「キャディ」は規則にしたがってプレーヤーを助ける人を指すと定義されている。しかし、ドロップの位置を巡って双方の意見が対立したという。大江キャディは怒声を上げるだけでなく、バッグを運ばないという"職務"を放棄した。大西は18番で涙が止まらず、ティーショットが打てない状態になり、異例のキャディ交代を申し出た。

 27日、一般社団法人日本プロキャディー協会は、ホームページ上に「6月23日に選手とキャディとの間でおきましたトラブルに付いて」と題し、「当協会の認定会員プロキャディでは無い為、直接処分等の対応が出来ません事をご理解の程お願い申し上げます」と報告。さらにこう続けた。(原文ママ)
 
「しかしながら、この様な問題はキャディ全体の事と受け止めて、今後当協会認定会員プロキャディ以外のキャディにも指導をして行く所存です」

 いかなる場合も、プレーヤーを"助ける人"として役目を担うキャディ。今後はこのようなことが起きないように、対策を講じてもらいたい。

構成●THE DIGEST編集部

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