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角田裕毅、アウトラップ中のガスリーの追い抜きでタイヤを温められず!? 失意のQ2敗退で苛立ちを露わに…専門サイトは「また無線で欲求不満を解消」

THE DIGEST編集部

2022.07.09

オーストリアGPのFP1回目で10番手につけた角田だが、予選では14番手となった。(C) <br />
Getty Images

オーストリアGPのFP1回目で10番手につけた角田だが、予選では14番手となった。(C)
Getty Images

 F1第11戦のオーストリア・グランプリはスプリントに向けた予選が行なわれ、アルファタウリの角田裕毅は14番手となった。

 連続開催の2週目となるレッドブル・リンクでの週末の初日、フリー走行1回目(FP1)で33周回を重ねて全体の10番手となる1分7秒296というベストタイムを計測した角田は、予選Q1は1分6秒463で12番手に入り、2戦連続での突破に成功。しかし、Q2では最終アタックがターン1でのコースアウトで中止となったこともあり、ベストタイムは1分6秒851に止まり、今季3度目のQ3進出はならなかった。

【関連記事】角田裕毅、英国GPの“同士討ち”でガスリーにSNSで全面的な謝罪。海外メディアは酷評もファンは賛否両論、チーム批判も
 初日を終えた22歳は、チーム公式サイトを通して、「今日は本当にガッカリしました。車のバランスと予選を通しての進化には満足していますが、残念ながらQ2の最終アタックでタイヤが温まらないまま、ターン1でグリップを失ってラップが台無しとなり、それ以上の進化はなりませんでした。車のペースはかなり良かったし、Q3進出のチャンスもあっただけに、本当に残念です」との声明を発している。

 また、予選後のF1公式サイト『F1.com』でのインタビューでは、最終アタックでタイヤが冷えた状態だった点について、「背景については、ここでは話しません」と言葉少なに語り、「かなりフラストレーションが溜まっている」としながらも、「先週のミスを挽回するために、今後のセッションで頑張ります」と意気込みを口にした角田。足早にその場を立ち去るなど、これまでにないほどの苛立ちや怒りが窺えた。

 彼が語らなかった「背景」とは、最終アタック前のアウトラップで、後方を走っていたチームメイトのピエール・ガスリーに抜かれたことにより、準備を邪魔されたことだと思われる。無線でエンジニアに対して不満をぶつける彼のコメントも公開されている。なお、これと同じケースはマイアミ・グランプリでも起こっており、それがよりいっそう角田を苛立たせることになったかもしれない。
 
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