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マラソン・駅伝

「やっぱり世界は強かった」松田瑞生が異例のハイペースに冷静に対応。猛追するも9位に悔し涙【世界陸上】

THE DIGEST編集部

2022.07.19

2キロから一人旅となった松田だが、徐々に前の選手を拾い、9位で終えた。(C)Getty Images

2キロから一人旅となった松田だが、徐々に前の選手を拾い、9位で終えた。(C)Getty Images

 現地時間7月18日、オレゴン世界陸上の女子マラソンが行なわれた。日本から出場した松田瑞生(ダイハツ)は2時間23分49秒で入賞まであと一歩の9位で終わった。

 日本から同競技にエントリーしていた新谷仁美(積水化学)と一山麻緒(資生堂)の2人が直前に新型コロナウイルスに感染していたことが判明。そのため、松田は日の丸を背負いスタートラインに立った唯一の選手となった。

 気温10.3度という絶好のコンディションのなか40人がスタート。序盤からケニアとエチオピア勢が引っ張るかたちで、先頭集団は異例なハイペースで入った。松田は2キロ付近で集団からこぼれ落ちるも、自分のペースで淡々と進めた。

 前から落ちてくる選手を一人ずつ拾い、20キロで13位、30キロで11位、35キロで10位、と徐々に順位を上げると、40キロでは8位のK.ダマート(米国)に2秒差と迫った。だが最後はダマートに突き放され9位のままフィニッシュ。前回大会の谷本観月(天満屋)の7位に続く入賞とはならなかった。
 
 レース後、松田は「たくさんの方に支えてもらって、サポートして頂いて立てたスタートラインですが期待に応えることが出来ず本当に申し訳ございませんでした」と涙ながらに謝罪。

 約40キロを一人旅となった今回のレース。松田は「やっぱり世界は強かったです」と語り、「この悔しさを糧に、次また勝てるように、世界の猛者としっかりと戦えるように、一から頑張っていきたいと思います」と前を向いた。

 なおG.ゲブレシラシエ(エチオピア)が大会記録となる2時間18分11秒で優勝。銀メダルはJ.J.コリル(ケニア)、L.C.サルピーター(イスラエル)が銅メダルを獲得した。

構成●THE DIGEST編集部

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