現地時間7月18日、オレゴン世界陸上の男子3000メートル障害決勝で、カメラマンと接触寸前となる事態が発生した。
会場では男子3000メートル障害の頂上決戦と同時間帯で女子三段跳び決勝が行なわれていた時にそれは起きた。三段跳びの撮影を担当していたカメラマンが選手を追うあまり、トラック上に侵入。このとき、トラックを走る選手が背後に迫っているのに気づいていなかった。選手たちはカメラマンの存在をいち早く察知。一団となっていた集団だが、うまく左右二手に分かれ接触を回避。事なきを得たものの、危険な行為に変わりはなかった。
3000メートル障害は、腰の高さほどの障害を28回と水濠を7回越えながら3000メートルのタイムを競う種目。このルールを踏まえた米紙『The New York Times』は、「男子決勝の序盤、そんな彼らの前に立ちはだかったのは、コースに迷い込んだカメラマンという新たな障害だった」と伝え、6位に入ったエヴァン・イェーガー(米国代表)からコメントを聞いている。
【動画】「新たな障害!」トラックに侵入したカメラマンを避ける選手たちをチェック
イェーガーは「最後にぶつかってくるんじゃないかなと心配した。でも幸いなことに彼は僕らが通り過ぎるまで、全く存在に気づいていなかった」と振り返り、無事故であったことに胸をなでおろしつつ、カメラマンへの不満を口にした。
さらに元カナダ代表のクリス・ウィンター氏は、自身のSNSで「新しいカメラアングルであり、新しい動く障害物!思いもよらないところでイノベーションが起きている」と皮肉交じりにコメントした。
今年の日本選手権の男子10000メートルでは同様にカメラマンが撮影に夢中になり、走り終わった選手を追い、トラックに侵入。その際、周回遅れの選手がカメラのケーブルにひっかかるという事故があった。
立て続けに起きているカメラマンと選手の接触アクシデント。今回はなんとか避けられたものの、今後は新たなルールを課すなど対策を講じてほしいものだ。
構成●THE DIGEST編集部
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3000メートル障害は、腰の高さほどの障害を28回と水濠を7回越えながら3000メートルのタイムを競う種目。このルールを踏まえた米紙『The New York Times』は、「男子決勝の序盤、そんな彼らの前に立ちはだかったのは、コースに迷い込んだカメラマンという新たな障害だった」と伝え、6位に入ったエヴァン・イェーガー(米国代表)からコメントを聞いている。
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イェーガーは「最後にぶつかってくるんじゃないかなと心配した。でも幸いなことに彼は僕らが通り過ぎるまで、全く存在に気づいていなかった」と振り返り、無事故であったことに胸をなでおろしつつ、カメラマンへの不満を口にした。
さらに元カナダ代表のクリス・ウィンター氏は、自身のSNSで「新しいカメラアングルであり、新しい動く障害物!思いもよらないところでイノベーションが起きている」と皮肉交じりにコメントした。
今年の日本選手権の男子10000メートルでは同様にカメラマンが撮影に夢中になり、走り終わった選手を追い、トラックに侵入。その際、周回遅れの選手がカメラのケーブルにひっかかるという事故があった。
立て続けに起きているカメラマンと選手の接触アクシデント。今回はなんとか避けられたものの、今後は新たなルールを課すなど対策を講じてほしいものだ。
構成●THE DIGEST編集部
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