格闘技・プロレス

パッキャオら指導の名伯楽ローチが井上尚弥を大絶賛! 「とてつもないスーパースターになる」と断言する理由は?

THE DIGEST編集部

2022.09.20

年々凄みを増している井上。その圧倒的な強さに数多の猛者を指導してきたローチ氏も太鼓判を押した。(C)Getty Images、(C)AFP/AFLO

 ボクシング界きっての名伯楽も"モンスター"には、脱帽せざるを得ないようだ。

 現地時間9月17日にアメリカ・ラスベガスのT-モバイルアリーナで行なわれたウル・アルバレス(メキシコ)がゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)によるボクシングの世界スーパーミドル級4団体統一タイトルマッチ後に、多くの格闘家を指導してきたフレディ・ローチ氏が、米メディア『Fight Hype』の取材に対応。そこでWBAスーパー、IBF、WBC世界バンタム級王者の井上尚弥(大橋)への評価を語った。

 いまや井上が世界トップクラスのファイターなのは周知の通りだ。今年6月に因縁のノニト・ドネア(フィリピン)をわずか264秒で打ち破った29歳は、バンタム級3団体統一を達成。正式発表はされていないものの、今年12月13日には、WBO同級王者ポール・バトラー(英国)との4団体王座統一戦が予定されている。

 日進月歩で進化を遂げてきた。そんな"モンスター"は、今夏にロサンゼルスにあるワイルドカードジムで合宿を敢行。そこでマニー・パッキャオ(フィリピン)、マイク・タイソン(アメリカ)、オスカー・デ・ラ・ホーヤ(アメリカ)といった名だたる猛者たちを指導したローチ氏の師事を仰いだ。
 
 そんな井上を、あらためて間近で見たローチ氏は、『Fight Hype』の取材に対して、「2週間ぐらい滞在していたかな。間違いなく近い将来に、とてつもないスーパースターになるだろうね」と断言。その理由を次のように語った。

「確実にナオヤは強い。ジムでは色んなスタイルの相手に対応するために、メキシコ人を中心として20人近くの選手たちとスパーリングをしていた。全員をぶっ飛ばしていたわけではないが、本当にうまくやっていた。何人かはイノウエに必死に食らいついていた(笑)」

 ローチ氏は名だたる猛者たちを見定め、世界屈指のチャンプに仕立て上げてきた伝説のトレーナーだ。そんな名伯楽をして、ここまで明確に強さを断言させるあたりは、井上の凄みを如実に物語っていると言えるだろう。

構成●THE DIGEST編集部

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