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五輪2大会連続メダリストの宇野昌磨、“異次元ジャンパー”マリニンに注目!伊メディアが「GPファイナル」を早くも予想

THE DIGEST編集部

2022.10.21

いよいよGPシリーズが開幕する。伊メディアの注目はマリニン(左)や宇野(右)のようだ。写真:田中研治(THE DIGEST写真部)

 フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズの初戦アメリカ大会が、現地時間10月21日に開幕。第2戦カナダ大会、第3戦フランス大会、第4戦イギリス大会、第5戦日本大会、第6戦フィンランド大会と世界各地を転戦。選手はGPファイナル進出を狙いポイントを競いあう。

 注目の男子シングルは日本からは、北京五輪銅メダリスト宇野昌磨をはじめ友野一希、佐藤駿、島田高志郎、山本草太、三浦佳生、三宅星南、壷井達也の8選手がエントリーした。

 世界一の座を争う熱き戦いを控えイタリアメディア『OA Sport』は、早くもファイナルに向けての展望記事を掲載した。「現時点で予選大会とファイナルの優勝候補を明確に示すことは非常に困難」としながらも、「ビッグネームの一人、平昌五輪の銀メダリストであり北京の銅メダリスト日本のショウマ・ウノを初優勝の最有力候補に挙げないわけにはいかない。グランプリファイナルでは2位を2回、3位を2回獲得している」と期待感をもって綴った。

 また今季から本格的にシニア参戦するイリア・マリニン(アメリカ)については、「4回転アクセルを成功させ、4回転ジャンプのみで最高難度の構成を追求し、歴史に名を刻む可能性がある選手だ」と異次元のジャンプ力を誇る17歳に熱視線を注いでいる。
 
 さらに「序盤戦から絶好調のチャ・ジュンファン(韓国)や才能はあるが波があるボーヤン・ジン(中国)をはじめモリス・クビテラシビリ(ジョージア)、キーガン・メッシング(カナダ)にも注目が集まっている」と他の実力者の情報をも記した。

 羽生結弦が今季からプロへ転向。さらに五輪王者のネイサン・チェンは学業専念のため今季は休養が見込まれている。また北京五輪銀メダリストの鍵山優真は怪我からの回復が遅れておりGPシリーズは欠場する。

 カナダと日本大会に参戦する予定の宇野。果たして、念願のトップの座に就けるだろうか。まずはファイナルまでの2大会で披露するパフォーマンスに注目だ。

構成●THE DIGEST編集部

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