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モータースポーツ

角田裕毅、グリップ不足での15位に「僕は“乗客”だった」と悔恨「12位以内にさえ入れないことに苛立っている」

THE DIGEST編集部

2022.11.13

苦しいレース展開に苛立ちを隠さなかった角田。海外メディアからの評価も手厳しいものが並んだ。(C)Getty Images

苦しいレース展開に苛立ちを隠さなかった角田。海外メディアからの評価も手厳しいものが並んだ。(C)Getty Images

 F1第21戦のブラジル・グランプリは11月12日にスプリントが実施され、アルファタウリの角田裕毅は15位でフィニッシュしている。

 初日にフリー走行(FP)1回目から深刻なグリップ不足に苦しんだ角田は、2日目の午前中に行なわれたFP3で32周を走行して全体の12番手となる1分15秒865のベストタイムを計測。

 そして迎えたスプリントでは、19番手からスタートして6周までにポジションを3つ上げたが、ペース不足が彼を苦しめ、17位でチェッカーフラッグを受け、後に他のドライバーのペナルティーなどにより、15位に繰り上げとなった。

 24周のレースの後、角田はチームの公式サイトを通して、「スタートで幾つかポジションを上げられましたが、残念ながらその後はペースがなく、本当に苦しみました。グリップ不足により、全体的に難しい週末となっており、予選の後で車に変更を施せないことが、より事を難しくしています。明日は簡単なものにはならないと思いますが、前進するためにやれることは全てやるつもりです」とネガティブに振り返り、決勝に向けても悲観的な展望を示している。
 
 また、F1公式サイト『F1.com』のインタビューでは、「僕は“乗客”としてFP1をスタートし、スプリントでもそれは変わりませんでした。多くの車に追い抜かれていくなかで、僕はコース中でスリップしまくり、やれることは何でもやりましたが、改善するのは難しかったです」と、厳しい状況を明かした。

 加えてこの現状を「言えるのは、レースが長くなれば、さらに状況は悪くなるということです。我々はウィリアムズやハースにも届きません。とても苦しんでいます。ペースを上げる方法を見つけなければなりませんでしたが、スプリントでそれは不可能でした」と嘆き、以下のようにも語っている。

「10位どころか、12位以内でもフィニッシュできないことに苛立っています。我々が本来すべきレースとは程遠いものであることが、とても残念です。2週間前(メキシコGP)には、トップ10入りに向けて戦っていたというのに……。決勝までに変えられることには限度がありますし、大きな状況の変化は期待できません。それでも、全力を尽くしていきます」
 
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