圧巻のパフォーマンスを見せた“モンスター”を巡り、ボクシング界でさまざまな意見が飛び交っている。
【動画】強烈な打撃音に米メディア衝撃!井上尚弥のKOシーンをチェック
去る12月13日、WBAスーパー、WBC、IBF世界バンタム級王者の井上尚弥(大橋)は、東京・有明アリーナでWBO同級王者ポール・バトラー(英国)との4団体統一戦に臨み、11回1分9秒KO勝ち。終始、消極的な相手に長期戦を強いられながらも、日本人、アジア人として初、史上9人目となる完全統一を果たした。
これでプロ戦績を24戦無敗(21KO)とし、またしても敵なしの強さを世界へ示した井上。WBOウェルター級王者のテレンス・クロフォード(米国)、WBAスーパー、IBF、WBOヘビー級王者のオレクサンドル・ウシク(ウクライナ)といった錚々たる選手がひしめく現ボクシング界でも、“世界最強”との呼び声は高い。
そんななか、現地時間17日には、米ボクシング専門サイト『Boxing Scene』が、国内屈指の著名トレーナーとして知られるスティーブン・エドワーズ氏の「Q&A企画」を掲載。これまで数多くの選手育成に携わってきた同氏が、「イノウエは地球上で最高のボクサーだ」と主張する一読者の声を受け、独自の見解を述べた。
記事内では、まず、「私はクロフォードを1位としているが、公平に見て、イノウエやウシクを1位にする人に異論はない」と前置き。無敗街道を突き進む井上に対しては、「単に馬鹿げている」「世界で最も支配的なファイターだ」「実際、私の目にも、イノウエの方がダイナミックに映る」と絶賛の言葉を送っている。
ただ、「(井上より)クロフォードの方が、少し技術の応用力に長けて見える」と指摘すると、「私にとっては、クロフォードの方がわずかに上だ」と強調。ただ、この意見は変わりやすく、まだ固まっていないことを忠告した上で、「かなり僅差だが、今はクロフォードをベストと言う方がしっくりくる」と私見をまとめていた。
記事の最後では、「イノウエが118ポンド(バンタム級)でみんなを倒したように、122ポンド(スーパーバンタム級)で(WBC、WBO王者のスティーブン・)フルトン(米国)を圧倒すれば、それに対抗するのは難しいだろう」とも記されている井上。果たして、その“次章”ではどんなファイトが見られるのだろうか。
構成●THE DIGEST編集部
【関連記事】「イノウエが世界最高とは思わない」“敵なし”の井上尚弥にSバンタム級王者フルトンが挑発!「パワーを奪ったら何が残る?」
【関連記事】強烈な打撃音に米メディア衝撃…井上尚弥の“渾身ボディ”に敗れたバトラーも脱帽!「いいボディを食らった」
【関連記事】「もっと堂々としろ!」と味方陣営も苛立っていた!? 井上尚弥に「勝つ気があるのか」と言わせたバトラーの“亀戦法”の是非
【動画】強烈な打撃音に米メディア衝撃!井上尚弥のKOシーンをチェック
去る12月13日、WBAスーパー、WBC、IBF世界バンタム級王者の井上尚弥(大橋)は、東京・有明アリーナでWBO同級王者ポール・バトラー(英国)との4団体統一戦に臨み、11回1分9秒KO勝ち。終始、消極的な相手に長期戦を強いられながらも、日本人、アジア人として初、史上9人目となる完全統一を果たした。
これでプロ戦績を24戦無敗(21KO)とし、またしても敵なしの強さを世界へ示した井上。WBOウェルター級王者のテレンス・クロフォード(米国)、WBAスーパー、IBF、WBOヘビー級王者のオレクサンドル・ウシク(ウクライナ)といった錚々たる選手がひしめく現ボクシング界でも、“世界最強”との呼び声は高い。
そんななか、現地時間17日には、米ボクシング専門サイト『Boxing Scene』が、国内屈指の著名トレーナーとして知られるスティーブン・エドワーズ氏の「Q&A企画」を掲載。これまで数多くの選手育成に携わってきた同氏が、「イノウエは地球上で最高のボクサーだ」と主張する一読者の声を受け、独自の見解を述べた。
記事内では、まず、「私はクロフォードを1位としているが、公平に見て、イノウエやウシクを1位にする人に異論はない」と前置き。無敗街道を突き進む井上に対しては、「単に馬鹿げている」「世界で最も支配的なファイターだ」「実際、私の目にも、イノウエの方がダイナミックに映る」と絶賛の言葉を送っている。
ただ、「(井上より)クロフォードの方が、少し技術の応用力に長けて見える」と指摘すると、「私にとっては、クロフォードの方がわずかに上だ」と強調。ただ、この意見は変わりやすく、まだ固まっていないことを忠告した上で、「かなり僅差だが、今はクロフォードをベストと言う方がしっくりくる」と私見をまとめていた。
記事の最後では、「イノウエが118ポンド(バンタム級)でみんなを倒したように、122ポンド(スーパーバンタム級)で(WBC、WBO王者のスティーブン・)フルトン(米国)を圧倒すれば、それに対抗するのは難しいだろう」とも記されている井上。果たして、その“次章”ではどんなファイトが見られるのだろうか。
構成●THE DIGEST編集部
【関連記事】「イノウエが世界最高とは思わない」“敵なし”の井上尚弥にSバンタム級王者フルトンが挑発!「パワーを奪ったら何が残る?」
【関連記事】強烈な打撃音に米メディア衝撃…井上尚弥の“渾身ボディ”に敗れたバトラーも脱帽!「いいボディを食らった」
【関連記事】「もっと堂々としろ!」と味方陣営も苛立っていた!? 井上尚弥に「勝つ気があるのか」と言わせたバトラーの“亀戦法”の是非