やはり大晦日決戦は日本人王者が有利か。
12月31日、東京大田区総合体育館でボクシングWBA・WBOスーパーフライ級王座統一戦で井岡一翔(志成)と、ジョシュア・フランコ(米国)が対戦する。井岡にとっては通算32戦目にして、2度目の統一戦での戦いとなる。
【画像】夜景をバックにパシャリ!井岡一翔のラスベガスでのオフショットをチェック 現在、井岡は2019年6月、アストン・パリクテ(フィリピン)を降してWBO王座戴冠以来6連勝中、大晦日のリングは11度目、会場も大田区総合体育館であることで、まさに盤石の体制でこの一戦を迎える。
一方のWBA王者のフランコは、33歳の井岡よりも6歳若くフィジカル面で優位との見方があるものの、近年のキャリアを見る限りでは劣勢となることを予想する声も少なくない。フランコは今回の試合が実に1年4か月ぶりの試合であり、しかも直近3戦はいずれも同じ相手と相対してきている。
プロデビュー以降ほぼ毎年のように年間複数試合を行なってきており、対戦相手も個性豊かなファイターと拳を交えてきた井岡とは、コンディションや試合勘でも大きな差があると言えるだろう。
そして、目前となった試合への見通しとして、海外メディアでも同様の見解が伝えられている。
スペインボクシングメディア『SoloBoxeo.com』では、米国人王者へ「ほぼ1年半にわたって試合をしていなかったため、その代償を払うことになるかもしれない。最後の試合は2021年8月、なんと3連戦でアンドリュー・モロニーと対戦した」との懸念を示している。
加えて「イオカはこれまで29勝2敗15KOの成績を残し、絶好調だ。ホームアドバンテージもあり、フランコへの勝利が有力視されている。長く防衛を続けてきており、最後に負けたのは2018年だ」として、井岡の優位性にも言及した。
また米誌『The Ring』でも公式サイト上にて「フランコは今回が16か月ぶりの試合だ。人生最大の一戦に向けて理想的な準備とは言い難い」と指摘。さらに「2017年4月から2018年9月までボクシングから遠ざかっていたイオカは、そのことを知り尽くしている」と続けた。
さらに同トピックでは、試合へ向けた井岡のコメントも掲載している。
「私たちのほとんどは若い頃からボクシングをしているので、16か月でボクシングのやり方を忘れるわけにはいかない。彼がチャンピオンとして、ベストな状態であることを期待している」
その言葉からは対戦相手への敬意とともに、王者としての風格も伝わってくる。12月31日、2本のベルトを手にするのはどちらのチャンピオンなのか。下馬評では井岡に分がありそうだ。
構成●THE DIGEST編集部
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12月31日、東京大田区総合体育館でボクシングWBA・WBOスーパーフライ級王座統一戦で井岡一翔(志成)と、ジョシュア・フランコ(米国)が対戦する。井岡にとっては通算32戦目にして、2度目の統一戦での戦いとなる。
【画像】夜景をバックにパシャリ!井岡一翔のラスベガスでのオフショットをチェック 現在、井岡は2019年6月、アストン・パリクテ(フィリピン)を降してWBO王座戴冠以来6連勝中、大晦日のリングは11度目、会場も大田区総合体育館であることで、まさに盤石の体制でこの一戦を迎える。
一方のWBA王者のフランコは、33歳の井岡よりも6歳若くフィジカル面で優位との見方があるものの、近年のキャリアを見る限りでは劣勢となることを予想する声も少なくない。フランコは今回の試合が実に1年4か月ぶりの試合であり、しかも直近3戦はいずれも同じ相手と相対してきている。
プロデビュー以降ほぼ毎年のように年間複数試合を行なってきており、対戦相手も個性豊かなファイターと拳を交えてきた井岡とは、コンディションや試合勘でも大きな差があると言えるだろう。
そして、目前となった試合への見通しとして、海外メディアでも同様の見解が伝えられている。
スペインボクシングメディア『SoloBoxeo.com』では、米国人王者へ「ほぼ1年半にわたって試合をしていなかったため、その代償を払うことになるかもしれない。最後の試合は2021年8月、なんと3連戦でアンドリュー・モロニーと対戦した」との懸念を示している。
加えて「イオカはこれまで29勝2敗15KOの成績を残し、絶好調だ。ホームアドバンテージもあり、フランコへの勝利が有力視されている。長く防衛を続けてきており、最後に負けたのは2018年だ」として、井岡の優位性にも言及した。
また米誌『The Ring』でも公式サイト上にて「フランコは今回が16か月ぶりの試合だ。人生最大の一戦に向けて理想的な準備とは言い難い」と指摘。さらに「2017年4月から2018年9月までボクシングから遠ざかっていたイオカは、そのことを知り尽くしている」と続けた。
さらに同トピックでは、試合へ向けた井岡のコメントも掲載している。
「私たちのほとんどは若い頃からボクシングをしているので、16か月でボクシングのやり方を忘れるわけにはいかない。彼がチャンピオンとして、ベストな状態であることを期待している」
その言葉からは対戦相手への敬意とともに、王者としての風格も伝わってくる。12月31日、2本のベルトを手にするのはどちらのチャンピオンなのか。下馬評では井岡に分がありそうだ。
構成●THE DIGEST編集部
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