世界を賑わせる一報が舞い込んだ。

　12月31日にさいたまスーパーアリーナで行なわれている『RIZIN.40』で、元ボクシングの世界6階級王者のマニー・パッキャオ（フィリピン）が登場。RIZINと契約を締結し、来夏に日本人選手との試合に挑むと発表したのである。

　パッキャオはボクシング界が誇るレジェンドだ。破壊者の異名を持つ44歳は、今月12月に韓国のYouTuberとのエキシビションマッチに臨み、６回判定勝ちを収め、本格復帰に向けて存在感を漂わせていた。
  　今年９月の朝倉未来とフロイド・メイウェザー戦でもゲストとして来場するなど、以前からRIZINとの契約を匂わせていたが、ようやく試合契約にこぎつけたようだ。

　お馴染みのテーマ曲で、不朽の名作『ロッキー』の主題歌でもある『Eye Of The Tiger』とともにリングインを果たしたレジェンドは、「日本のお客さんが放っている熱量とエネルギーに驚いている」と興奮気味にアピールすると、「RIZINと契約しました。来年戦います。誰でもいいので、素晴らしい日本人ファイターを用意してほしい」と言い放った。

　RIZINのマッチメイクも取り仕切る榊原信行CEOによれば、「パッキャオの前に立てる日本人の選手でチャレンジャーを募集します。本人は70キロ以下と言っている」という。はたして、対戦相手が誰になるのかは大いに注目したい。

取材・文●羽澄凜太郎（THE DIGEST編集部）

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