1月22日、第28回全国都道府県対抗男子駅伝が、平和記念公園前(広島市)を発着点とする7区間、48キロで行なわれ、長野が2大会連続9度目の優勝を飾った。
新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、一昨年、昨年と中止になった同大会。今年は3年ぶりの開催となるなか、大きな注目を浴びたのは長野のアンカーを務めた上野裕一郎(セントポールクラブ)だ。
社会人・大学生で争う最終7区(13キロ)では、立教大の駅伝監督を務め、選手としても活躍する上野が力走。“日本一速い監督”と称される二刀流は、この日は市民ランナーとして参加した。
6区の小林睦(富士見中・3年)からトップで襷を受け取ると、序盤から全速力で駆け抜ける。後続をまったく寄せ付けない軽快な走りを見せ、38分11秒でフィニッシュ。長野が従来の記録を1秒塗り替える2時間17分10秒の大会新記録を叩き出し、1位に輝いた。
レース後のインタビューでは、「6年ぶりの出場となったが、故郷に最後の最後まで貢献出来て良かった」と振り返った上野。「18年前にアンカーでゴールテープを切って、ここでまたゴールテープを切る。こんな幸せなことはない」と喜びをかみしめた。
構成●THE DIGEST編集部
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6区の小林睦(富士見中・3年)からトップで襷を受け取ると、序盤から全速力で駆け抜ける。後続をまったく寄せ付けない軽快な走りを見せ、38分11秒でフィニッシュ。長野が従来の記録を1秒塗り替える2時間17分10秒の大会新記録を叩き出し、1位に輝いた。
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