立教大が55年ぶりとなる箱根駅伝への切符を手にした。
10月15日、東京・立川市で箱根駅伝予選会(陸上自衛隊立川駐屯地~立川市街地~国営昭和記念公園)が行なわれ、立教大は10時間46分18秒で6位通過(上位10名の合計タイム)。会心のレース後、上野裕一郎監督は「(選手たちは)根性で乗り切ってくれた。目に見張るほど成長している」と本音を打ち明けた。
箱根駅伝出場が決まった選手たちは、「ヨッシャー!」と拳を振り上げ喜びを爆発させる。3度宙に舞った指揮官は、「自分が胴上げされる日がくるとは思わなかった」と、声を震わせ涙を浮かべた。
風がほとんどないコンディションで開催された今年の予選会。昨年の経験を活かして「前残り」のレースプランで臨んだという上野監督は、「前半から行く。15キロまで絶対に行き切る。後半のことは考えるな」と指示を出していた。
この日は、4年生の金城快が欠場。キャプテンが不在のなか、3年生以下のメンバーで挑んだ選手たちは、15キロを過ぎてもどこか余裕の表情さえ見せていた。チーム10番目の選手も1時間5分台でフィニッシュと奮闘した。
そんななか、中央大OBでランナー兼指導者となり、“日本一速い監督”と称される37歳は、立教大駅伝部の監督に就任した理由をこう明かしている。
「(立教大は)MARCHのなかで(駅伝部門に)力を入れていないことは知っていたので、それを強化すると聞いたときに逆にすごいなと思って。調べたら、(箱根駅伝に)全然出ていなかったので、これは面白いんじゃないかと。選手からいきなり監督になって挑戦ということをしたかった。いろんな方々が私をプッシュしてくれたのが本当に有難かった」
来年の1月2日から3日にかけて行なわれる箱根駅伝に向けて「55年ぶりに出場するからといって引くつもりはない。シード権を取りに行く」と気合いを入れた指揮官。果たして半世紀ぶりに出場する立教大はどんな走りを見せるか。
構成●THE DIGEST編集部
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箱根駅伝出場が決まった選手たちは、「ヨッシャー!」と拳を振り上げ喜びを爆発させる。3度宙に舞った指揮官は、「自分が胴上げされる日がくるとは思わなかった」と、声を震わせ涙を浮かべた。
風がほとんどないコンディションで開催された今年の予選会。昨年の経験を活かして「前残り」のレースプランで臨んだという上野監督は、「前半から行く。15キロまで絶対に行き切る。後半のことは考えるな」と指示を出していた。
この日は、4年生の金城快が欠場。キャプテンが不在のなか、3年生以下のメンバーで挑んだ選手たちは、15キロを過ぎてもどこか余裕の表情さえ見せていた。チーム10番目の選手も1時間5分台でフィニッシュと奮闘した。
そんななか、中央大OBでランナー兼指導者となり、“日本一速い監督”と称される37歳は、立教大駅伝部の監督に就任した理由をこう明かしている。
「(立教大は)MARCHのなかで(駅伝部門に)力を入れていないことは知っていたので、それを強化すると聞いたときに逆にすごいなと思って。調べたら、(箱根駅伝に)全然出ていなかったので、これは面白いんじゃないかと。選手からいきなり監督になって挑戦ということをしたかった。いろんな方々が私をプッシュしてくれたのが本当に有難かった」
来年の1月2日から3日にかけて行なわれる箱根駅伝に向けて「55年ぶりに出場するからといって引くつもりはない。シード権を取りに行く」と気合いを入れた指揮官。果たして半世紀ぶりに出場する立教大はどんな走りを見せるか。
構成●THE DIGEST編集部
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