フランスのスポーツ紙『L’EQUIPE』は、「2017年10月以来、2019年にレッドブルで12レースを戦った時期を除いて、イタリアのチームの全盛期を築くのに貢献した男は、セバスティアン・ヴェッテル以外に、このチームで優勝を果たした唯一のドライバーであり、過去２シーズンにアルファタウリが獲得した177ポイントうち、75％以上となる133ポイントを獲得した」と、自国ドライバーがイタリアで残した実績の大きさを強調し、「ゆえに彼の離脱は、アルファタウリに巨大な空白を残す」と指摘している。
  　その穴を埋めることが求められる角田とデ・フリースの新たなコンビについては、フランツ・トスト代表のコメントを引用し、前者に対しては「非常に有能なドライバーであり、F１で２シーズンの経験を積んでいる」、後者には「昨年末のアブダビでのヤングドライバーテストで、早くもエンジニアに優れたフィードバックを与えていた。彼はすぐにF１に慣れるだろう。技術的な理解度という点で最も才能のあるドライバーのひとりだ」との評価を与えた。

　同メディアも注目する日蘭コンビが、ガスリーの存在を忘れさせるだけの活躍を見せられるか。そのカギを握るAT04のポテンシャルがどれほどのものとなるかも含め、合同テスト、そして３月の開幕レース（バーレーン・グランプリ）が待ち遠しい。

構成●THE DIGEST編集部
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