格闘技・プロレス

「蝶野! 俺と闘え!」――武藤敬司が引退試合で絶叫して“闘魂三銃士”の盟友を呼び込んだ理由「締めくくりは蝶野にしたかった」

どら増田

2023.02.22

内藤哲也との引退試合を終えた武藤(左)は闘魂三銃士の盟友・蝶野と最後の試合を行なった。写真:鈴木颯太朗

 プロレス界の"天才"が、38年間の現役生活に別れを告げた。

 プロレスリング・ノアは『KEIJI MUTO GRAND FINAL PRO-WRESTLING "LAST" LOVE~HOLD OUT~』2.21東京ドーム大会を開催。メインイベントは言わずもがな、この日で現役ラストファイトを迎える武藤敬司の引退試合が行なわれた。

 新日本プロレスの内藤哲也と対戦した武藤。放送席には、新日本時代の付き人であった棚橋弘至、キックボクサーの武尊、辻よしなりアナウンサー、闘魂三銃士の盟友である蝶野正洋ほか、リングサイドにも藤波辰爾、長州力ら武藤にゆかりのある顔が揃った。

 入場テーマとともにリングに現れた蝶野は「ついに、この日が来てしまいました。お疲れ様でした。今日は最後まで、武藤敬司の応援よろしくお願いします」と挨拶した。
 
『マイウェイ』が使われた武藤の振り返り映像が流れると、アップテンポバージョンの『マイウェイ』とともに内藤のコメントが流れると、内藤が新日本で使われているエントランスムービーとともに黒のコートの上に赤いコートを羽織り、黒いジャケットで入場した。

 英語のリングアナはPRIDEやRIZINでお馴染みのレニー・ハート。続いて、かつて使われたテーマ曲のリミックスバージョンからの「HOLD OUT '21』が会場に響き渡る。大ムトー・コールに乗って白いガウンを着込んだ武藤が現れると、東京ドームは大歓声に包まれた。

 割れんばかりの武藤コールが起き、完全なるアウェームードの中でも、いつもと変わらぬペースでコスチュームを脱ぐ内藤。そして、19時53分、武藤敬司引退試合。試合開始のゴングが鳴った。
 
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