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マラソン・駅伝

佐藤早也伽とのアクシデントでバッシングの嵐――岩出玲亜がレース後の“苦悩”をSNSで吐露「初めは陸上から離れたい一心でした」

THE DIGEST編集部

2023.03.02

優勝候補だった佐藤と接触してしまった岩出。彼女の元には心無い声が多く届いた。写真:YUTAKA/アフロスポーツ

優勝候補だった佐藤と接触してしまった岩出。彼女の元には心無い声が多く届いた。写真:YUTAKA/アフロスポーツ

 3月1日、岩出玲亜(デンソー)は、1月29日に行なわれた『大阪国際女子マラソン』のアクシデントを起こしたことを謝罪したうえで、多方面からの批判や誹謗中傷の声に対する苦悩を自身のインスタグラムで明かした。

 同レースで、先頭集団でレースを進めていた岩出は7キロ過ぎに、佐藤早也伽(積水化学)と足が接触し、ともに転倒した。それでも立ち上がり、ふたりは懸命に前を追った。

 だが佐藤は野口英盛監督に止められ、18キロ過ぎにレースをリタイア。岩出も中間点過ぎで棄権したのだ。不運なアクシデントであるものの、優勝候補として注目されていた佐藤が涙ながらにレースを止める様子は、多くのファンの心に刺さるものがあったようだ。

 同アクシデントは多くのメディアに取り上げられた。すると「岩出やってくれたわー」「故意じゃないにしろ問題ありだろ」「岩出が全面的に悪い」「最悪だわ」などと岩出が一方的に責められたのだ。
 
 岩出は「この度、世間をお騒がせしてしまった事について大変申し訳ございませんでした」と謝罪。「そして長い月日が経ってしまった事について、本来であればすぐに何かしらのコメントが必要だった事も分かってはいたものの、気持ちが追いつかず時間がかかってしまいました。ご心配をおかけしてすみませんでした」と綴った彼女は、以下のように続けた。

「しばらく自分と向き合う時間をとっていました。初めは(陸上から)離れたい一心でしたが次第にこの陸上と言うものに人生をかけてやってきた以上このような形で終わるのは悲しいと思い、これからも精一杯練習に励み頑張りたいと思いました」

 最後に「応援してくださる皆様へ。これからもどうか宜しくお願い致します」と締めている。

構成●THE DIGEST編集部

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