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マラソン・駅伝

百戦錬磨のキプチョゲがまさかの6位!前半に体力消耗で、30キロ過ぎの仕掛けに対応できず【ボストンマラソン】

THE DIGEST編集部

2023.04.18

マラソン界のレジェンドが、30キロ過ぎの仕掛けに対応できず6位となった。(C)Getty Images

マラソン界のレジェンドが、30キロ過ぎの仕掛けに対応できず6位となった。(C)Getty Images

 現地4月17日、米マサチューセッツ州で『ボストンマラソン』が開催された。男子はオリンピック2連覇中のエリウド・キプチョゲ(ケニア)が30キロ過ぎまで先頭を引っ張るも、ライバルの仕掛けに対応できず2時間9分23秒で6位で終わった。

 マラソン17戦15勝という絶対王者は、スタートの号砲とともに勢いよく飛び出すと、世界記録ペースで最初の5キロ入った。ペースメーカーがいないなかで淡々とリズムを刻み、先頭集団を引っ張った。

 徐々に先頭の人数は絞られ、30キロ地点では7人に。レースに動きが出たのは31キロ手前だ。ガブリエル ゲラルド・ゲイ(タンザニア)が大きく飛び出す。これに4人のランナーが反応するも、すでに体力を消耗していたレジェンドは遅れた。
 
 最後はゲイと前回王者のエバンス・チェベト(ケニア)、ベンソン・キプルト(ケニア)の3人の争いに。40キロ過ぎにロングスパートを仕掛けたチェベトが2時間5分54秒で連覇を果たした。2位はゲイ、キプルトが3位に入った。キプチョゲは自身が持つ2時間1分9秒の世界記録から8分14秒遅れフィニッシュした。

 6大会ある世界メジャーのうち既に4タイトルを手にする38歳。「グランドスラム」達成を目指す彼の残る大会は、ボストンとニューヨークマラソンの2つだ。悔しさが残るレースとなったキプチョゲの次なる舞台は、果たしてどこになるだろうか……。

構成●THE DIGEST編集部

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