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陸上大会で環境活動家がレース妨害! 横断幕を掲げ抗議する“危険行為”に五輪王者が激怒!「どんな理由があれ間違っている」

THE DIGEST編集部

2023.07.03

東京五輪で世界新を叩き出したワーホルムが抗議行為を行なった女性に対し、怒りを露わにした。(C)Getty Images

 現地7月2日に開催された陸上の『ダイヤモンドリーグ(DL)』第7戦ストックホルム大会の男子400メートル障害で、環境活動家がトラックに侵入し抗議行為が行なわれる事件が起きた。

【動画】危なすぎる!環境活動家が陸上レースで抗議活動する様子

 レース中、3人の女性がいきなりトラックに乱入し、ゴールから10メートルほど手前に泥炭採掘禁止」と書かれた横断幕を掲げたのだ。何も知らない選手はゴールに向かって猛スピードで走ってくる。

 真っ先に第4コーナーを回り、最後の10台目を飛んだのは8レーンのカールステン・ワーホルム(ノルウェー)だ。東京五輪王者の彼は一番外側だったため、この影響を受けずトップでフィニッシュしたが、他の選手はスピードを緩めたり、レーンを変更するなど支障が生じた。
 
 レース後、ノルウェー公共放送『NRK』のインタビューでワーホルムは、「抗議するのは自由だけど、このやり方は酷い。どんな理由があれ間違っている」と怒りを露わにしたうえで、ライバルを思いやった。

「正直、頭にきている。いいレースをするために来た選手やここにいる人に失礼だ」

 大会ディレクターのヤン・コヴァルスキ氏は、「我々の大会を妨害されたことは、とても残念に思う。彼女らは文字通り追い詰められていた。競技場全体をフェンスで囲むことは出来ない。実現不可能ではあるけど迅速に対応しないといけない」とコメントしている。

 大きな目標に向け日々トレーニングを重ねる選手たちを邪魔した環境活動家。一歩間違えれば大怪我に繋がる危険な行為だ。

構成●THE DIGEST編集部

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