10月15日に開催されるパリ五輪のマラソン日本代表選考レース、マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)の出場を日本歴代2位の新谷仁美(積水化学)が見送ることが決まった。
運命の一戦まで100日前となった7月7日、日本陸上競技連盟は出場選手発表会見を開いた。そこで男子65名、女子27名、計92名の出場者が公表されたのだ。そこには、かねてより不出場を明言していた新谷の名前はなかった。
今年1月のヒューストンマラソンで2時間19分24秒と現役選手のなかではトップのタイムを叩き出した新谷。パリ五輪での活躍を心待ちにする関係者やファンが多いのは事実だ。
2月に行なわれたコース発表で、陸上競技連盟ロードランニングコミッション リーダーの瀬古利彦氏は、「全員出てほしい。『1人でない』と発表している。それは寂しい」と名前こそは挙げなかったが、彼女に出場を促していた。
だが彼女の心は揺らがなかった。出場辞退した新谷に瀬古氏は7日の会見で「あの子、分からないんだよね」と本音を吐露したうえで、最後の望みを託した。
「MGCは出ないけど、パリ五輪に出ないとはまだ決まってないからね。ファイナルチャレンジもあるからね。だから気が変わるのを願いたいと思います」
MGCでは五輪代表権の3枠のうち2名を決める。そして残る1枚の切符は、ファイナルチャレンジで争う。新谷が五輪を目指す場合、大阪国際女子、名古屋ウィメンズのどちらかで設定記録(2時間21分41秒)を突破し、記録最上位となる必要がある。
取材・文●永野祐吏(THE DIGEST編集部)
【関連記事】どこよりも早い箱根駅伝予想! 第100回大会は戦力的には「駒大」が一歩リードか? 王者を追うチームの“選手層”を徹底分析
【関連記事】瀬古利彦のラブコールは届かず。――日本歴代2位の新谷仁美がMGC「出場はしません」と断言!
【関連記事】「注目され過ぎるのは好きではない」15歳のドルーリー朱瑛里、“報道のプレッシャー”に苦悩を吐露。岡山陸協は「大事に育てたい」
運命の一戦まで100日前となった7月7日、日本陸上競技連盟は出場選手発表会見を開いた。そこで男子65名、女子27名、計92名の出場者が公表されたのだ。そこには、かねてより不出場を明言していた新谷の名前はなかった。
今年1月のヒューストンマラソンで2時間19分24秒と現役選手のなかではトップのタイムを叩き出した新谷。パリ五輪での活躍を心待ちにする関係者やファンが多いのは事実だ。
2月に行なわれたコース発表で、陸上競技連盟ロードランニングコミッション リーダーの瀬古利彦氏は、「全員出てほしい。『1人でない』と発表している。それは寂しい」と名前こそは挙げなかったが、彼女に出場を促していた。
だが彼女の心は揺らがなかった。出場辞退した新谷に瀬古氏は7日の会見で「あの子、分からないんだよね」と本音を吐露したうえで、最後の望みを託した。
「MGCは出ないけど、パリ五輪に出ないとはまだ決まってないからね。ファイナルチャレンジもあるからね。だから気が変わるのを願いたいと思います」
MGCでは五輪代表権の3枠のうち2名を決める。そして残る1枚の切符は、ファイナルチャレンジで争う。新谷が五輪を目指す場合、大阪国際女子、名古屋ウィメンズのどちらかで設定記録(2時間21分41秒)を突破し、記録最上位となる必要がある。
取材・文●永野祐吏(THE DIGEST編集部)
【関連記事】どこよりも早い箱根駅伝予想! 第100回大会は戦力的には「駒大」が一歩リードか? 王者を追うチームの“選手層”を徹底分析
【関連記事】瀬古利彦のラブコールは届かず。――日本歴代2位の新谷仁美がMGC「出場はしません」と断言!
【関連記事】「注目され過ぎるのは好きではない」15歳のドルーリー朱瑛里、“報道のプレッシャー”に苦悩を吐露。岡山陸協は「大事に育てたい」