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「他の車がF2のように…」 12連勝で新記録達成のレッドブルにライバルお手上げ! 専門メディアは圧倒的強さの要因を検証

THE DIGEST編集部

2023.07.25

レッドブルは昨年のアブダビGPから12連勝。フェルスタッペンは7連勝を飾った。(C) Getty Images

 F1第12戦のハンガリー・グランプリは7月23日に決勝が行なわれ、マックス・フェルスタッペンが7連勝で今季9勝目、レッドブルは今季全勝を保った他、昨季の最終戦アブダビGPから数えると12連勝となり、1988年にマクラーレン・ホンダが記録した11連勝を更新した。

 この週末はルイス・ハミルトン(メルセデス)が2021年サウジアラビアGP以来のポールポジションということで、これまでとレースの様相が変わる可能性も囁かれていたが、スタート直後のターン1で前に出たフェルスタッペンは、以降は後続を引き離していき、余裕のレース展開で最後は2位のランド・ノリス(マクラーレン)に33秒731のタイム差をつけて、自身通算44勝をマークした。

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 レース後、フェルスタッペンは「再び良いスタートを切ることができた。我々は、それに向けて懸命に努力してきた。ターン1に飛び込んだ時、自分が(ハミルトンの)前にいることが分かった。そこからは、思い通りのレースができるようになった」「どのタイヤでも車の感触が良かったので、(ライバルとの)大きなギャップを築くことができた」と振り返っている。

 また、チームの12連勝については「ただただ素晴らしい。過去2年間で我々がやってきたことは、信じられないことだ。この勢いを、今後も長く維持していければと思う。チーム全員で仕事をするだけでも、非常に楽しい。土曜日に、予選で起こったことや、改善できる点を確認して、常に積極的に、より良い成績を求めていくのは良いことだ。そして今日は、完璧に上手くいった」と喜びを表わすとともに、さらなる記録の更新に意欲を示した。

 一方、チーム代表のクリスチャン・ホーナーは、「我々は歴史を創った。これはチーム全体にとって、非常に特別なことだ。1988年にアイルトン・セナとアラン・プロストを擁した、ロン・デニス率いる偉大なマクラーレンが11連勝を達成するのを見ていたことを憶えているが、あれから記録を破るのに35年かかった。しかし、我々が対戦している相手のクオリティーを考えれば、それは驚異的な成果だ。チーム全体で非常に誇りに思う」とのコメントを残している。

彼はまた、「とはいえ、この勝利がいつまで続けられるか、それは誰にも分からない。来週末(ベルギーGP)にはスプリントレースという新たな挑戦が待っているが、スパ(・フランコルシャン)のコンディションは変わりやすく、何でも起こり得る。我々は実際のところ、1つひとつのレースに集中しているだけだ」と、謙虚な姿勢を崩していないが、ライバルたちはレッドブルの圧倒的な強さに、もはやお手上げ状態であるようだ。
 
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