水泳の世界一決定戦「世界水泳」は競泳３日目、男子200メートルバタフライ準決勝が行なわれ、東京五輪銀メダリストの本多灯が決勝進出を決めた。

　去年の世界水泳では、この種目で銅メダルを獲得している本多。今大会は世界王者クリシュトフ・ミラーク（ハンガリー）が不在で優勝候補にも挙げられている21歳は、午前の予選を全体トップ通過。セミファイナルの舞台でも、好調な泳ぎを披露した。

　前半を3番手で折り返すと、得意の後半で猛スパート。伸びのある泳ぎで、4位フィニッシュ。タイムは1分54秒43。全体5位で２大会連続ファイナル進出を果たした。
  　決勝では400メートル個人メドレーで驚異の世界記録を叩き出したレオン・マルシャン（フランス）、銀メダルを獲得したカーソン・フォスター（米国）など強敵が立ちふさがるが、金メダルを獲得すれば来年のパリ五輪内定を掴む。

　競泳ニッポンの元気印が、明日の大一番にすべてを懸ける。

取材・文●湯川泰佑輝（THE DIGEST編集部）

【動画】狙うは金メダル！本多灯が5位通過で決勝進出！

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