福岡県のマリンメッセ福岡で開催されている「世界水泳」は男子200メートル個人メドレー予選が行なわれ、瀬戸大也が1分57秒80のタイムで全体2位通過。夜の準決勝に駒を進めた。

　23日の400メートル個人メドレーで競泳ニッポンのメダル第１号となる銅メダルを獲得した瀬戸。今大会2つ目のメダルを目指し、200メートルでも貫録のある泳ぎを披露した。

　最初のバタフライを２番手でターンした瀬戸は、２つ目の背泳ぎからトップに躍り出る。最後の自由形では頭ひとつ抜けだし、１位でフィニッシュ。会場からは大きな拍手が沸き、準決勝に向け期待を抱かせた。
  　瀬戸は「全体的にいい感じ」と手応え。「（準決勝は）56秒台でいきたい。スプリントを少し入れて、後半を改善していければ。タイムを一つひとつ上げていきたい」と落ち着いた表情で振り返った。

　また、予選6組に登場した小方颯も1分57秒88の好タイムで全体3位通過。「予選は楽しかった」と笑顔が弾けた20歳は初出場の世界水泳で１本を泳ぎ切った。「自己ベストを目指した。準決勝ではしっかりタイムを上げたい」と語り、偉大な先輩とともに準決勝へ力強く意気込んだ。

取材・文●湯川泰佑輝（THE DIGEST編集部）

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