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「キャプテンとして下を向いている暇ない」入江陵介、池江璃花子らが混合メドレーリレーで奮闘も日本は決勝7位【世界水泳】

湯川泰佑輝(THE DIGEST編集部)

2023.07.26

入江(左)、池江(右)らが出場した日本は混合4×100mメドレーリレーで7位に終わった。(C)Getty Images

 競泳4日目を迎えた水泳の世界一決定戦「世界水泳」。この日の最終種目は男女混合の4×100メートルメドレーリレーが行なわれ、日本は3分45秒33の7位で終えた。金メダルは中国、銀メダルはオーストラリア、銅メダルはアメリカだった。

 1レーンの日本は予選とメンバーを変更せず、第1泳者(背泳ぎ)に入江陵介、第2泳者(平泳ぎ)が渡辺一平、第3泳者(バタフライ)は相馬あい、第4泳者(自由形)を池江璃花子で臨んだ。

 前半を男子で固めた日本は序盤からエンジン全開。入江が3番手でつなぐと、渡辺は代表キャプテンの思いを引き継ぎ、そのまま3位で女子陣に託した。

 しかし、他の海外勢が男子選手を投入したバタフライから一気に差を詰められ、50メートル過ぎに日本はつかまると、順位が大きく後退。7番手まで下げてしまい、アンカーの池江につないだ。

 23歳は必死に水をかいたが、差は詰められずリードは広がる。8レーンのドイツも迫ってきたが、池江は最後のスパートをかけ、なんとか7位でフィニッシュした。
 
 予選から全力で泳いだ日本。ベテランの入江は「(タイムは)遅いけど、よくやったと思う」と振り返った。「個人種目から意外に気持ちを切り替えられた。キャプテンとして下を向いている暇はなかった」とリレーに懸ける強い思いを述べた。

 第3泳者を務めた相馬は「ターンのときに大きな波が来てしまった。男子に追い付かれたら抜けないと思って必死だった」とミックスならではの難しさを吐露。池江は「最後はドイツに負けたくなかった。泳ぎながら声援はすごく聞こえて嬉しかった」と母国開催での声援に感謝した。

取材・文●湯川泰佑輝(THE DIGEST編集部)

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