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「予選はジェットコースターのような興奮」角田裕毅、ベルギーGPを待望! スパで命を散らしたドライバーたちにも思いを馳せる…

THE DIGEST編集部

2023.07.27

ベルギーGPへ向けて抱負を語った角田。(C) Getty Images

 F1は今週末、約1か月間のサマーブレイク前の最後のレースとなる第12戦ベルギー・グランプリが開催される。

 先週のハンガリーGPでは新たなチームメイトとなったダニエル・リカルドとのチーム内対決が注目されたアルファタウリの角田裕毅は、初日こそフリー走行で4番手という高順位につけたものの、予選はQ1敗退の17番手、決勝はスタート時に11番手に浮上するも、ピット作業の不手際や戦略の失敗で15番手に終わり、フラストレーションを溜めることとなった。

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 これについて、チームの公式サイトを通して「ハンガリーでは、車がある程度は進歩したということで、明るい兆しが幾つか見られましたが、スタートで多くの順位を上げた以外は、週末を通してそれらを最大限に結果に繋げることができず、素晴らしいレースとはなりませんでした。チームはそこから何かを学んだと思うので、すぐにまた次のレースに臨めるのは良いことです」と振り返っている。

 そして、次戦のレースの舞台であるスパ・フランコルシャンの印象を「みんなと同じように、僕もこのコースが大好きです。今の車では、ストレートスピードを最大限に高めるとともに、高速コーナーで十分なダウンフォースを得られるようなセットアップを見つけることが一番の課題になります」と明かし、以下のように続けた。

「スプリントが導入される週末であることも考慮する必要がありますが、楽しみにしています。どのコースでも、僕は予選を楽しんでいるし、スパのような素晴らしいコースでの週末で2度も予選セッションが行なわれるのは、かなり特別なことです。コース毎に予選での興奮は違いますが、スパでは間違いなく、高速のジェットコースターのような興奮が味わえます」

 また彼は、今月1日にこのスパで行なわれたフォーミュラ・リージョナル・ヨーロッパでオランダ人ドライバーのディラーノ・ファント・ホフがオールージュ、ラディオンを抜けた先のケメルストレートで、2019年のF2で故アントワーヌ・ユベールが巻き込まれたのと同じような形の事故で死亡したことにも言及している。

「スパに行くにあたっては、数週間前に起こった酷い死亡事故のことを考えずにはいられません。前回のレースでの死亡事故から、まだ4年しか経っていません。僕の思いは、彼らの家族や友人たちとともにあります」
 
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