格闘技・プロレス

「東京ドームで大合唱する」6年ぶりG1制覇の内藤哲也が来年1.4メイン確定に意気揚々。対戦相手は“興味なし”「自分がリングに立つのが一番」

どら増田

2023.08.15

内藤が6年ぶり3度目のG1クライマックス優勝を飾った。写真:新日本プロレスリング

 新日本プロレス『G1クライマックス33』8.13東京・両国国技館大会で行なわれた優勝決定戦。3連覇がかかったオカダ・カズチカと激闘の末、デスティーノで3カウントを奪取し、6年ぶり3度目の優勝を果たした内藤哲也。約1か月に渡るロングツアーを制した覇者は試合後に「今日は疲れたんだ」とだけ、あまりコメントを残さなかったが、一夜明けた14日、都内の事務所で会見を開いた。

 内藤は激闘を振り返りながら、『G1』にかけてきた想いを次のように話した。

「6年ぶり3度目の優勝。もちろん出場している以上、全員が優勝を目指しているわけで、優勝できたこと、すごく嬉しかったですし、俺の中で『G1 クライマックス』って言ったら、やっぱり真夏の両国っていうイメージが強かったので。真夏の両国で開催される『G1 クライマックス』優勝決定戦、しかも歓声ありの状況での『G1 クライマックス』優勝。そして試合後、"デ・ハ・ポン"の大合唱メチャメチャ気持ち良かったです」
 
 充実した表情で語ったロスインゴのリーダーは「俺としては、いい夏を過ごせたかなと思いました」と今の気持ちを口にすると、6年ぶりとなった優勝について「怪我のこととかもありますし、年齢的な部分とかも考えて、やっぱ残されたチャンスというのはそう多くもないのかなと、オレは自覚している」と過酷な闘いのなかで掴んだ頂点の味を嚙みしめる。

 続けて、「また来年頑張ればいいや、再来年頑張ればいいや、5年後でもいっか。って思えるほど、今のオレにとって時間的余裕はないので。そういう意味で今年の『G1 クライマックス』に懸ける思いっていうのもすごく強かったので、ここで結果を残さなきゃっていう想いは過去の優勝した時よりも強かったかもしれないですね」と語り、今年の『G1』に懸ける気持ちは人一倍強かったようだ。
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「相手が誰であろうと、オレが来年1.4のメインに立つ」