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格闘技・プロレス

「東京ドームで大合唱する」6年ぶりG1制覇の内藤哲也が来年1.4メイン確定に意気揚々。対戦相手は“興味なし”「自分がリングに立つのが一番」

どら増田

2023.08.15

 これで慣例であれば、来年1.4東京ドーム大会のメインイベントで、IWGP世界ヘビー級王座に挑戦する権利が与えられる。『G1』で敗れているジェフ・コブが内藤に挑戦表明していたが、「何も懸けないなら3秒で負けても悔しくない」と消極的な姿勢だ。

 現王者SANADAに関しては「あまりちょっと、昨日のEVILの動き(SANADAのベルトを強奪)とか、あまり詳しくチェックしてないんで分からないんですけど」と前置きしたうえで、「いま現在、たとえ相手が誰であろうとオレがメインイベントのリングに立つことには変わりないと思っているし、その相手を倒し東京ドームで大合唱することが、今のオレの一番の目標であり、一番のモチベーションなので」と話し、すでに来年の東京ドームのリング上で“デ・ハ・ポン”の大合唱をイメージしている。

 制御不能なカリスマの饒舌は止まらず、「今のところ対戦相手、オレの対角線、誰が立っているのか?ということに関しては、そこまで興味がないというか。あくまでもベストな状態で東京ドームのリングに自分自身が立つことが、そこが一番…オレが…気にしていることですかね」と誰がチャンピオンでも構わないように準備をしていくという。
 
 IWGPが世界王座になってから、内藤は戴冠していないが「オレはIWGPヘビー級王座への憧れはすごくありましたけど、IWGP世界ヘビー級王座に関しては、なんならオレ、ギリギリまで反対しましたからね。ギリギリまで抵抗したのがオレですから」と過去のベルト統合問題に触れつつ、「だから、今現在で言うと東京ドームのメインイベントとIWGP世界ヘビー級王座といったら、もう比べられないくらい明らかに東京ドームのメインイベントの方が上ですよ」と持論を展開した。

 今年のG1クライマックス覇者は言葉を選びながら、「まあ、それはいま現在であって、じゃあ実際東京ドームで獲得してみたらIWGP世界ヘビー級王座っていうのがウワァーって、オレの中で上がってくるかもしれないし、取ってみないと分からないですけどね。現時点では一番のモチベーションは東京ドームのメインイベントに戻るということですね」と言い、現時点ではリングに上がってみないとベルトに対する気持ちは分からないと語った。

 去る8月12日の両国大会で行なわれたウィル・オスプレイとのG1準決勝が、今年のベストバウト候補に入るほどの凄い試合だったため、さらに決勝を乗り越えた今の内藤は、しばらく休暇を取りたいというのが本音だろう。IWGP世界ヘビー級王者のSANADAは今シリーズ、唯一敗れたのがEVILなだけに、この2人が激突するのは必至だろう。そして、この試合で勝った選手が来年1.4東京ドーム大会のメインイベントで、G1覇者・内藤の挑戦を受けることになりそうだ。

◆新日本プロレス◆
『G1クライマックス33』優勝決定戦
2023年8月13日
東京・両国国技館
観衆 6579人
▼『G1クライマックス33』優勝決定戦(時間無制限1本勝負)
●オカダ・カズチカ(34分18秒 片エビ固め)内藤哲也○
※デスティーノ
※内藤が6年ぶり3度目の優勝。

取材・文⚫︎どら増田

【動画】6年ぶりのG1優勝を果たした内藤哲也のマイクパフォーマンス!

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