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「ものすごく悔しい」北口榛花が明かした“スパイクピン変更問題”に当事者である斉藤真理菜が辛い胸中と顛末を激白!「一瞬で終わった…」

THE DIGEST編集部

2023.09.02

世界陸上ブダベスト大会では15位となり予選落ちを喫した斉藤が、新事実を告白した。写真:森田直樹/アフロスポーツ

 9月1日、世界陸上ブダペスト大会の女子やり投げで金メダルを獲得した北口榛花(JAL)が、「なぜ私だけ無事だったかわからないですが、強くNO と言えることの必要性を再確認しました」と自身のX(旧Twitter)に投稿。その後、以下のように"衝撃の事実"を明かした。

「世界選手権で規定内ピンを使っていたにも関わらず、試合前のチェックでなぜかコントロールに引っかかり、直前でピンを変えさせられ、しかも手でつけられるということが、他の日本人女子選手たちに起きたからです。

 私は同じピンでしたが、変えられませんでした。オフィシャルでも人間なので違うと思ったらNOとその場で抗議しなくてはならないと感じました」

 試合直前にスパイクのピンの変更を求められていたのは、予選の3投目に58.95メートルを記録し、全体15番目となり決勝進出を逃した斉藤真理菜(スズキ)である。9月2日、彼女は自身のインスタグラムにやるせない思いを長文で綴った(以下、原文ママ)。

【動画】ピンを替えて世界選手権に臨んだ斎藤! 予選の投擲をチェック

「気持ちを言い表すことができないくらい、いろんな思いがある。今まで無いくらいの思いが。

 とにかく悔しい。自分のパフォーマンスは一切出来なかった。チャンスを掴んだが、一瞬で終わった。

【試合前のアクシデント】
———
 長くなるけどこんな事もある、という事の共有です。

 今回試合の前に何度も確認をし、規定内のスパイクのピンをつけて試合に臨んだ。規定内の物をつけていたにも関わらず、試合直前にピンを変えられた。

 なぜこんなことが起こったのか?スパイクの確認をした際、付けていたピンの形状を見たことがないという理由で、これはダメだと判断されピンを変えた。

 大会側のミスで起こってしまった事だと分かった時は、なんとも言えない気持ちになった。

 何が起こるかわからないというが、本当その通りだ。でも、起きてはいけない事だったと思う。

 今後このような事がないことを祈る」
 
 世界のタイトルを競う舞台で起きた審判のミス。今季、日本選手権を制するなど状態が良かっただけに言葉にできないほどの悔しさを味わった斉藤は、今後に向けて次のように記した。

「やれること、できることはやった。それでも投げれなかった、これは私の能力不足。この結果はものすごく悔しいけど、私にとっていい経験になった。

 もっと強くなる。どんな事があっても投げれるようにする。ただそれだけ。次はアジア大会。必ず勝つ。更にいいパフォーマンスをお見せします」

 悔しさを胸に9月29日に開幕する『アジア大会』に挑む斉藤。渾身の一投に期待したいものだ。

構成●THE DIGEST編集部

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