まず見るべきは「条件」だ。
4年に1度のワールドカップフランス大会は現地時間9月8日に始まり、予選プールのほとんどの試合が消化された。10月8日までには、各組上位2チームによる決勝トーナメントの顔ぶれと組み合わせが決まる。
いよいよ優勝の行方が気になる。ここでは予想をする前に、まず「条件」を整理するのが是。元日本代表の後藤翔太さんはそう考える。
現在は株式会社識学に在籍し、週末はスポーツ専門チャンネルの「J SPORTS」やNHKのラグビー中継で解説。日頃から競技の構造、プレーしているチームの思考を念頭に置き、かつ目の前の激戦をひも解いている。今回の取材を通し、いまおこなわれているワールドカップで優勝するための「条件」を下記にまとめる。
【画像】ラグビーW杯の主役候補を大特集!! 世界に名を馳せるトッププレーヤー30選!
1 大会中の変化、成長
2「当たり前のプレー」の精度の高さ
3 適材適所の人材配置
その意図は…。
条件1 大会中の変化、成長
後藤さんによれば、最近のワールドカップは、「強いチームが勝つ大会」から「勝ったチームが強い大会」に移りつつある。その背景には、エンターテイメント性を高める各種ルール変更があるという。
「いろいろなルール変更によりボールの動く割合が高まり、組織の戦略性が求められるようになりました。逆に、ボールを動かすことで(落球などの)エラーが生じ、それが勝敗に繋がることもある。そうしたことが、『この瞬間、いいプレーをしないと勝てない』といったゲーム性に繋がっているんです」
同時並行で、各チームが分析力を高めた。その結果、ワールドカップ制覇には大会中の進歩が不可欠となったのでは、と続ける。
象徴的なのは前回王者だ。
日本大会を制した南アフリカは、予選プールで敗れながら世界一になった初めてのチームである。決勝トーナメントに入ってからフォワードのリザーブを1枚増やし、もともと持っていた肉弾戦での優位性をより前面に押し出せるよう組織として成長していた。
4年に1度のワールドカップフランス大会は現地時間9月8日に始まり、予選プールのほとんどの試合が消化された。10月8日までには、各組上位2チームによる決勝トーナメントの顔ぶれと組み合わせが決まる。
いよいよ優勝の行方が気になる。ここでは予想をする前に、まず「条件」を整理するのが是。元日本代表の後藤翔太さんはそう考える。
現在は株式会社識学に在籍し、週末はスポーツ専門チャンネルの「J SPORTS」やNHKのラグビー中継で解説。日頃から競技の構造、プレーしているチームの思考を念頭に置き、かつ目の前の激戦をひも解いている。今回の取材を通し、いまおこなわれているワールドカップで優勝するための「条件」を下記にまとめる。
【画像】ラグビーW杯の主役候補を大特集!! 世界に名を馳せるトッププレーヤー30選!
1 大会中の変化、成長
2「当たり前のプレー」の精度の高さ
3 適材適所の人材配置
その意図は…。
条件1 大会中の変化、成長
後藤さんによれば、最近のワールドカップは、「強いチームが勝つ大会」から「勝ったチームが強い大会」に移りつつある。その背景には、エンターテイメント性を高める各種ルール変更があるという。
「いろいろなルール変更によりボールの動く割合が高まり、組織の戦略性が求められるようになりました。逆に、ボールを動かすことで(落球などの)エラーが生じ、それが勝敗に繋がることもある。そうしたことが、『この瞬間、いいプレーをしないと勝てない』といったゲーム性に繋がっているんです」
同時並行で、各チームが分析力を高めた。その結果、ワールドカップ制覇には大会中の進歩が不可欠となったのでは、と続ける。
象徴的なのは前回王者だ。
日本大会を制した南アフリカは、予選プールで敗れながら世界一になった初めてのチームである。決勝トーナメントに入ってからフォワードのリザーブを1枚増やし、もともと持っていた肉弾戦での優位性をより前面に押し出せるよう組織として成長していた。
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