新日本プロレスは秋のビッグマッチ『DESTRUCTION in RYOGOKU』10.9東京・両国国技館大会を開催した。J5GとH.O.Tの抗争が加熱する中、J5Gを裏切りH.O.Tに電撃加入した金丸義信に代わる新たなメンバーをタイチが今大会で投入すると予告。第1試合でタイチ＆DOUKI＆Xと、高橋裕二郎＆SHO＆金丸の6人タッグマッチが組まれた。

【動画】なんでもありの「ランバージャックデスマッチ」SANADA vs.EVILの死闘をチェック 　そしてXとして入場したのは、先日アメリカのIMPACTを解雇されたと報じられた上村優也。2年間のアメリカ武者修行を経た上村はヤングライオン時代とは別人というぐらいビルドアップ体、そしてかつての内藤哲也のような赤いショートタイツで登場。

　試合ではフライングボディプレスを披露するなど、立体的な技も見せて、最後は綺麗な閂スープレックスホールドで裕二郎から3カウント。バックステージでは「IWGP世界ヘビー級のベルトを巻いて世界一のレスラーになる」と宣言。現在の王者はJ5GのSANADAだがタイチは「仲良しこよしじゃねぇ」とこれを容認した。

　メインイベントでは、J5GとH.O.Tの頂上決戦。IWGPヘビー級選手権試合、ランバージャックデスマッチ、チャンピオンのSANADAにEVILが挑戦した。リング外に落ちた場合はセコンドがリング内に戻すというランバージャックデスマッチは、凶器の使用も多様するH.O.Tにとって有利なルールだが、J5Gは上村が加入したことにより、両軍の人数は同数となった。

　しかしベルトを強奪したまま入場したEVILは序盤からH.O.Tのセコンドが陣取る場外にSANADAを落として試合を優位に進める。セコンドも介入するが、SANADAが蹴散らすと、EVILはベルトを持ってひな壇を登り逃亡を試みるもタイチや上村が追いかけていきリングに連れ戻す。

　だが、EVILはSANADAのエルボーをレフェリーに誤爆させると、H.O.Tのメンバーが総出でSANADAを襲撃。ここからレフェリーが次々と巻き込まれ、SANADAはチャンスを逃し、Skull Endを決めるもディック東郷が勝手にゴングを鳴らす暴挙にSANADAは技を解いてしまう。

　するとEVILは裏EVILからトドメのEVILを狙うもSANADAはこれを切り返すと、最後はシャイニングウィザード2連発からデッドフォールが決まりJ5GのメンバーがH.O.T勢を抑えている間にカウント3。SANADAがJ5Gの総力戦でEVIL率いるH.O.Tを倒している。